【人類学】中沢新一
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第4回 京都大学 - 稲盛財団合同京都賞シンポジウム [映画・演劇分野]
中沢新一 「芸術のロゴスとレンマ」 2017年7月1日
https://www.youtube.com/watch?v=R-805Nr-LTQ
人間が「科学」を発達させた能力と、「宗教・芸術」を発達させた能力はそれぞれ異なる。
科学…ロゴス
宗教・芸術…レンマ レンマ論的把握というのは、東洋思想にはよく出てくるもので、
これはこれで具体的な状態を指し示している。
仏教における三昧の境地「非想非非想(ひそうひひそうしょ)」とは
非想…想い(表象)があるでもない
非非想…想い(表象)がないでもない
状態。
イスラムのタウヒード(一性)は、言語や民族の差異や多様さをそのまま認めながら、全体として一つにまとまろうとする。
中論の「不一不異」も似ていて、同一でもなければ差異もない、というもの。 井筒はこうした範囲のものを東洋哲学と呼んで構造化した。
中沢は、それをレンマ論として整理している。 進歩はなく、結局は参考文献によるサンプリング。
知の収集術に終わっている。
サンプリングテーマはレンマ学的知。
チベットのモーツァルトからかわっていない。
なにかを発見しているようで、なにも発見していない。 筑紫 「中沢さんはチベットへ行っちゃったり、ものすごいオールド・デイズにはまり込んでいるでしょう。(略)」
中沢 「ぼく、ああいうの全然オールド・デイズだって感じないの。(略)
どんなにジル・ドゥルーズが現代的哲学者の中でとびぬけているといったって、
イスラム教のスーフィの書いたテキストであるとか、タントラ密教のテキストとかのグローバルさとくらべてみると、
やっぱり劣るなという感じがするのね。(略)」
― 『若者たちの神々:筑紫哲也対論集3』 (1987) 「器官なき身体」のようなものは、チベット仏教にもある。
http://samten.seesaa.net/article/434150824.html
チベット仏教の「幻身」あるいは「虹の身体」
『智慧金剛集』という書物には
「幻身は、風と心のみから出来ていて、どこにでもあまねく存在し、
肉と骨を離れ、刹那に動き、陽炎のような、蜃気楼のような、
一つなのに多くの現れをもち、空の状態から忽然と出現し、
虹のごとく物質的存在に汚されず混じり合わないで現れる」とある。 中沢新一 「「レンマ学」とは何か――惑星的時代のもう一つの知性」(『現代思想2020年1月号 特集=現代思想の総展望2020』)
中沢がポスト・ヒューマニティ議論に参戦。
メイヤスー、ガブリエル、ハーマン、グロタンディークからホモ・デウス、華厳経、大乗起信論まで。
レンマ学の3つの区分
・現代レンマ学…今現在刷新が必要なもの(AI人工知能の時代、トポスや圏の数学に対応)
・近代レンマ学…京都学派のレンマ学(集合論の危機に対応)
・古レンマ学…レンマ学の起源 最近の中沢は数学の話が多い。
特に『レンマ学』(2019)は、新しい思想潮流として
メイヤスーの思弁的実在論が出てきたことに対する、中沢からのアンサーになっていて、
西洋的な数学論に対し、日本的、仏教的な数学論のあり方が示されている。 >>119
中沢「人類学者としての僕は「人類のいない世界」について語られた
レヴィ=ストロースの爽やかなペシミズムに深い共感を抱いているものですから、
ポスト・ヒューマニティをめぐる議論にも肯定的に参加していくことができます。」 新型コロナは私たちを傷つけるとか思っているんでしょ? この人についてはあまり語りたくないのだが一つだけ言っておきたいことがある
それはこの人の志賀直哉解釈及び批判は絶対に間違っているということだ >>124
そしてこの志賀直哉解釈及び批判がこの人の考え方の典型となっている 中沢新一が語る新しい都市生活 人 と 自然 の適切な距離感
https://cufture.cinra.net/article/202007-nakazawashinichi_kngsh
> 2020年5月某日。いまだ収まることのない新型コロナウイルスの流行下で、中沢に話を聞く機会を得た。
> 大半の人と同様に、外出を控えた地味な生活を送っているという中沢は、いまという時間と空間を、どのように見ているのだろうか? 中沢新一×安藤礼二 「最後の空海、未来の空海」 『空海 KAWADE道の手帖』 (2006)
顕教に対する密教の重要性について分かりやすく説明しているのはこれ。
空海の「十住心論」やチベットのゾクチェンなどについて。
密教は仏教を体系的に整理している。 空海「十住心論」仏教と心の発展段階
・第一住心 異生羝羊心 - <世間心> 煩悩にまみれた本能のままの人間
・第二住心 愚童持斎心 - <世間心> 道徳の目覚め/儒教の境地
・第三住心 嬰童無畏心 - <世間心> 超俗志向/インド哲学・老荘思想の境地
・第四住心 唯蘊無我心 - <小乗> 声聞の境地
・第五住心 抜業因種心 - <小乗> 縁覚の境地
・第六住心 他縁大乗心 - <初期大乗> 唯識/法相宗の境地
・第七住心 覚心不生心 - <初期大乗> 中観/三論宗の境地
・第八住心 一道無為心 - <大乗> 天台宗の境地
・第九住心 極無自性心 - <大乗> 華厳宗の境地
・第十住心 秘密荘厳心 - <仏乗> 真言密教の境地
一〜九までが顕教、十は密教 上杉家臣団
上杉謙信
軍師・四天王
宇佐美定満 柿崎景家 斎藤朝信 色部勝長 北条高広 中沢新一は哲学や宗教を題材にしたエッセイストって印象しかないな
なんか学術的な成果ってあるん? 肉食がチベット仏教を複雑にしてる要因 アドレナリン分泌しまくりで慈悲だからw 中沢新一そっくりなオッサンが
高円寺南口駅すぐ近くのパスタ屋だかで
車を横付けして外で女と食ってるのを見たことがある ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています