日本だと、資本主義が当然の環境になるので、それが空気のごとく当たり前の
社会システムだと考えがちだけど、これはかなり、理不尽なシステムなのでは
ないかな、と。なぜなら人生が公平な競争や努力ではなく、大きな偏差と偏在のある
所与性で大半が決まってしまうのだから。

これをフルマラソンでたとえるなら、富裕層の子供は、スタート地点から何10キロ
も先の地点からスタートしている非常にアンフェアな状況になっている。
逆に、スタート地点から何10qも後方の地点からフルマラソンをスタートさせることを余儀なくされている貧しい人達もいる。

正しい政治は、こうした所与性の格差と初期値の格差を是正するよう、制度設計を
変えるべきなのだけど、大半の政治家自体がこうした所与性の恩恵と世襲で政治基盤を楽に引き継いでいる輩なので、政治家がこうした既得権益を失うような政策をする訳がないので、未来の政治はAIと交代させよう、というのが公平の観点から言って
望ましいことになる。