>>11
弁証法というのは概念を割るのではなくて、その概念の対象となる事象自体の中に、それ自体を否定する要素を含んでいるということ。
たとえば人を愛すると、自分やその対象(の心)も変化するから、その愛を否定する要素もまた生まれる、といったように。

絶対的剰余価値と相対的剰余価値や可変資本と不変資本の違いは、概念を割っているのではなく、それぞれ対象の質(成り立ち)による分類。
机は、材料と人間の作業の両方からできているというようなもの。