同じ記事のコメント欄の例もわかりやすかった。合ってるかどうかは知らんが。


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ある物Aを「マルクスが生きた時代の資本主義の現実」としましょう。
すると、マルクス自身の社会変革の理論体系は、まさにAの本質(資本主義経済が搾取と収奪のシステムである)ということから生まれ、
かつAと矛盾した存在Bの位置にあります(何しろ、その資本主義体制を打倒せよというのだから)。

そして、実際にAとBは互いを激しく否定しあい(資本側による激しい弾圧と、不屈の抵抗運動など)、
結果として、現在我々が享受している、マルクスの頃からは想像もできないような高度な社会が(問題は多々あるとはいえ)実現した。

この現在の、民主主義という政治体制によって支えられ規制された資本主義という経済体制こそ、
AとBがアウフヘーベンされた結果生まれたまったく新しいCという物と言えるでしょう。

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