内田樹たちの考え方にも、これとほぼ同じ構図が見られる。

つまり、「米軍がわれわれ反日左翼を、日帝の支配から解放してくれた」、
「米軍は、暗黒社会の日本ですばらしい戦後改革をしてくれた」という、
一種の解放史観。

それと、「米軍に占領されたおかげで、我が国は中国・朝鮮その他から切り離されたのだ」という、一種の分断史観。

この2つが絡み合っていることが、彼らの主張を、普通の日本人にとって実に分かりにくいものにしている。