「子午線」に限らず、若手や中堅研究者が始めた同人誌やリトルマガジンで絓系がうごめいてきてはいるようだ。
主流にはならないだろうけど。
『アナキスト民俗学』の柄谷批判の骨子は、柳田國男と朝鮮植民地化の関係(これは村井紀の説)ではなく、
もともとアナーキズム(クロポトキン)がベースにあった柳田だが、それは柳田の積極的な天皇主義と全く矛盾しない、
柄谷は柳田のアナーキズムの面に囚われている、ということだろうな。