貧困ビジネス(ひんこんビジネス)とは、
「貧困層をターゲットにしていて、かつ貧困からの脱却に資することなく、貧困を固定化するビジネス」

「貧困ビジネス」の概念は、「問題がビジネスモデルそれ自体にあるということ」を指し示すためにつくられた。
それらのビジネスモデルが問題なのは、違法行為であるからだけではなく、そのシステムが非人間的な
ありかたを貧困層である当事者たちに強いるからである
貧困ビジネスを行う企業や団体の多くは「社会的企業」を装っているのが特徴的である。
社会的企業は、社会問題(地球的課題)の解決をめざした社会変革を通じた社会貢献と企業の利益を
両立させることを目的としている。しかし、貧困ビジネスは、「社会問題の解決」などではなく
「社会問題の固定化」により利益を上げる、社会的企業の対極にある存在である