どうでもいいけど
「真の問題を偽の問題と名指して偽の問題に見せかける」という「偽の問題」を立ててるのではないんだろうか?

「表現の自由を守るためにこそ展示を中止する」
「その論理で作家を説得するのはむずかしいけれど不可能ではない」

いや、それで出展作家説得できたら以下のアーティストのステートメント何?ってことになると思うけど

「外交問題」と「天皇問題」を一緒にした「論理」で海外の人間を説得できるならそもそも
「外交問題」が解決するんじゃないだろうか?

これはやっぱりおかしな話だと思う。じゃあなんで「国際美術展」なんだ?って話になる。

「外交問題」も「天皇問題」も「論理的には簡単には解決できない」前提で、
そういう「不可能性」を映像なりインスタレーションという形で「議論する場」が「国際アート展」のはず。

そこでコンフリクトが生じたら「日本には固有の問題がありまして」
「これは日本人の税金でやってる展示なので」って言ってそれで「ああそうですか」ってならないと思う。

そして、それを受け入れるなら単純に「センシティブな政治問題には触れるな」とまるで
「日本人みたいに自己検閲できたアーティスト」とその作品だけが展示される。

こういった「危機」があの展示の「中止」によって浮上したから、
だから「連帯」を示したアーティストが我が身を切って「自作撤去」を要請してるのに、
「そこにはドメスティックな問題がありまして」って論法が通るなら、そもそも「慰安婦」だって問題にならないだろう。

あの自作展示中止を要請するステートメントだってズバッと「性奴隷の問題」って言ってるし、
それをきっかけにした「検閲・中止」が問題なのに、そのコンフリクトは「国内的には偽の問題」って言ったら、
さすがに参加アーティストや海外メディアを愚弄したことにならないのか?
2019年8月14日