Aya YAMAMOTO
津田氏 @tsuda や東氏 @hazuma に対してはこれまでずっと不信感を持っていたけれど、
件のあいトリ @Aichi_Triennale の経緯に関してはちょっと見直した。
その理由は若干説明が複雑になるけれど、端的に言って「大漁だな」という感じ。釣果を評価したい。ただし、

この両者 @tsuda @hazuma の本件に関する個々の発言についてはイチイチ不満がある。
でもそれはここでは一旦留保。先の話に戻ると今回の展示をトリガーとして、
これまではニュートラルな存在だったはずの登場人物が次々と、
天真爛漫な愚鈍さに溢れた嫌韓感情を吐き出す主体として炙り出されてきた。

不謹慎だが、とても面白い。これまでのお馴染みのネトウヨの面々が何を言っても、
もはやその言説には驚きも何もない。でも 貞本氏 @Y_Sadamoto や 岸田繁 @Kishida_Qrl 、
そして今日は映画監督の橋口亮輔氏が参戦している
(各氏みな、おそらくご自身では不本意だと思っているのだろうけれど)。

展覧会としての表現の不自由展は閉鎖されることになったけれど、
消えかかった展覧会の火にこうして次々に燃料を投下する人々によってこの不自由展は事実上今も続いている。
私自身は展示物本体を見てないけれど、写真で見る限り、なんというか…

なんというか…のっぺりとした、ただの空虚が少女の姿で着席しているだけに思えたものだ。
展示会そのものが閉鎖された今、その空虚は更に純度を増して、空虚を埋めたい人々が展覧会を続けている。
こうした一連の機械を始動させたこと、それが津田氏 @tsuda の成し遂げた成果だと思うのです 。

そう考えると津田氏 @tsuda の消化不良な声明とか、東氏 @hazuma の誠実さが欠如した声明は、
それこそが空虚の象徴となる。機械を発動した主体すらも、その機械の欲動に操られている感じがして、
なんだか高揚した気持ちになるのです。
2019年8月14日