>>749
反出生の核心部分の価値判断について私は、「人は苦痛を忌避する」という捉え方は、「人は可能性を求める」という捉え方に置き換え可能だと考えています。
老いを避けようとするのは、その何事かを成す可能性が縮小していくから、肉体的な苦痛も、痛みによって自由な思考の可能性が損なわれ肉体の自由も奪われていくから、そこに可能性の縮減があると言えます。死を恐れるのも主体の可能性がなくなるのを恐れるから。
人はその先に可能性が拡がりを感じられれば苦痛があってもそちらを選択するものです。筋トレもそうですよね。

コップの水をまだある、もうないという見方の違いと同じ理屈ですが、出生の根拠において、苦痛を避けると可能性を求めるの違いは、自分と他者の捉え方に決定的な違いを生むと考えてます。