「全体」としての解決策などない。
そんなことは、まともに哲学する者ならば、
大昔からずっと指摘してきたことだ。
無論、それでも対処しなければならないのだから、
対処法は提示される。その対処法を、全体としての
解決策であると思ひ違いすると、トンデモにしかならない。
さらに、「全体」としての解決策があるかのように
信じ込ませようと誘導する役割を自分から買って出て、
その役割を担うことによって、それを担っている限りで
自分とその身内に優位な立場を確保しているのが、
思想系の人々がやっていることである。