私の経験では、聴覚が30代後半に入った頃から徐々に劣化が始まり、50歳を過ぎてからは、
どんなに高級なオーディオ機器に買い替えても、高域は全く聴き取れなくなり、左右の
バランスも均等ではなくなってきます。視力が左右均等に衰えるわけではないのと同様に。
60歳でははっきりと聴力そのものが低下します。通常の会話でさえ聞き取り難く、テレビの音声や
携帯の音声も十分に聴きとることが困難になり、日常生活にも支障を来たします。
まだ若い方々に忠告しておきたいのは、死ぬまで良い音で聴くためには、MP3などの圧縮された
低音質の糞リマスター音源を、安いヘッドフォンで大音量で聴き続けて、聴覚を痛めてしまうような
マネは出来るだけ避けること。
就職したら最初のボーナスを頭金にしてローンを組み、ハイエンドオーディオを揃えてしまうことです。
SACDやハイレゾ音源の本当の音の良さ、これは若いうちにしか味わえないものです。
モスキート音が聴こえなくなってからスーパーツイーターなどを買い揃えても、もう遅いのです。
初期投資は、5年後、10年後にハードを買い替える際、下取り価格に反映されますので、PCの
ように無駄にはなりません。
TVだってそうです。4K画像などと言っても眼鏡無しで楽しめるのは若い時だけです。
セックスだって1日に何回も、長時間、飽くことなく楽しめるのは若い時だけ、老後の楽しみなど
実は残っていないのです。
成人病、生活習慣病、怪我、アル中、鬱病、家庭内不和、ありとあらゆる罠が待ち受けています。
楽しめる時に好きなだけ楽しんでおかないと、後悔して余生を送る老残の日々を送ることになりますよ。