グレッグの自伝、読み終えた。
ざっと読んだだけの感想は、ファンや関係者への最後の手紙 みたいかな。

恨みつらみや暴露、言った・言わない的な話は一切なし
貧しい家庭に生まれたけれど、両親が理解と共に深い愛情を注いでくれた
人生の要所要所で良い人達との出会いがあった
素晴らしい経験ができた
良いときも悪いときも支えてくれた嫁、愛する娘、そして孫にも恵まれた
自分は生涯ずっと幸運な人間(Lucky man)だったよ的な話が、ほとんど。
最後は、スチュワート・ヤングがグレッグの葬儀で述べた弔辞で締めくくられている。

アマチュアから最近までのツアーの話にかなりのページが費やされているけれど、
ファンと思い出を共有するためなのか。
グレッグのウェブサイトには、ファンがコンサートの思い出を書き込むフォーラムがあったよね。

キースの死についても言及していて、キースが抱えていた(とグレッグが感じた)心の闇がやるせない。

乱痴気騒ぎやメンバー間のゴタゴタを味わいたい人は、キースの自伝をどうぞ。
「キース・エマーソン自伝」でぐぐると、Google Book で部分的に読むことができます。