>>148
ELPは・・・とくに「展覧会の絵」は、聴き手を選ぶ。
セックスピストルズのような拍子の不安定さと勢いを愛し、
かつジャズのようなその場の演奏展開に対する瞬時のヒラメキのかけあいを愛する、
そういう人なら全編好きになれると思う。

他の人は、せいぜい部分的にしか好きになれないと思う。
弾き語りが好きだったりアコギの速弾きとか好きなら「賢人」だけは「おおー」と思うだろうし、
ムソルグスキーかラベルの元曲を聞いたことあれば「あれがこうなるのか」というカタチで楽しめるだろうけど、
それは部分的な楽しみ方だと思う。

もっと「肌感覚で」「聞いた瞬間たのしめる」という感受性に必要なのは、
冒頭にかかげた「パンクロック感覚」と「ジャズのアドリブ感覚」だと思う。