■日産のカルロス・ゴーン会長逮捕へ 報酬過少申告の疑い

日産自動車(本社・横浜市)のカルロス・ゴーン会長(64)が自らの報酬を過少に申告した
疑いがあるとして、東京地検特捜部が19日夕、金融商品取引法違反(有価証券報告書の
虚偽記載)容疑でゴーン氏を任意同行したことがわかった。事情聴取し、容疑が固まり
次第、逮捕する方針。過少申告した金額は億単位にのぼるとみられる。

ゴーン氏は、経営危機に陥った日産にルノーから派遣され、1999年に最高執行責任者
(COO)、2000年に社長に就任。01年6月から社長兼CEOとなり、日産の再建を進めた。05
年にはルノー社長にも就いた。16年には、燃費不正問題の発覚をきっかけとした三菱自
動車との提携を主導し、16年12月に三菱自会長に就任した。

2018年11月19日17時15分
朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASLCM5QBXLCMUTIL02C.html?iref=comtop_8_01
https://www.asahicom.jp/articles/images/c_AS20181119003745_comm.jpg
https://www.asahicom.jp/articles/images/c_AS20181119003758_comm.jpg
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■日産 ゴーン氏の会長と取締役の解職を取締役会で提案へ

日産自動車は、カルロス・ゴーン会長が自身の報酬額を少なくするため、有価証券報告
書に実際よりも少ない金額を記載していたことを明らかにしました。また、会社の資金
を私的に支出するなどの複数の重大な不正行為が認められたとして、ゴーン会長の会長
の職と代表取締役の職を速やかに解くことを取締役会に提案すると発表しました。

日産の発表によりますと、内部の通報を受けて、数か月間にわたってカルロス・ゴーン
会長と代表取締役のグレッグ・ケリー氏をめぐる不正行為を調査したとしています。

その結果、開示されるゴーン会長の報酬額を少なくするため、長年にわたり、実際の報
酬額よりも減額した金額を有価証券報告書に記載していたことがわかったとしています。