二代目小南さんは踊り自体やってませんからね。

小文治さんから「お前は踊られへんからこの噺はやるな」と言われて
出来なかった噺が何席かありますから。

小南さんは「駕籠屋が踊って出るわけでもないのに」と反発されてますが。
そうじゃなくて、踊りの下地があるのと無いのでは落語を演じるにあたって
身のこなしや仕草がちがいますからね。決して芝居噺や音曲噺じゃない普通の噺でも。
小文治さんはそれが言いたかったのに、小南さんは理解できなかった。