BGMには落語。とはいっても決してウルサクナイ。席によっては
軽いBGM的音量で、又ある席によっては噺の内容がよく聞き取れる。
それでいて珈琲も旨い。そしてBGMは落語ばかりではない。半分は
落語、半分は普通の音楽といったところ。時間帯によって多少配分を
変えてある。

月2で落語会。1つは二つ目勉強会。1つは大御所を呼んで一席。


 ・・・ドアをあけると志ん朝師匠の心地よい言いたてが聞こえてきた。
 これは「宿屋の富」だ。500両当てた時の妄想を語ってる場面。
 「テンプラがあって、うなぎがあって・・・」
 
 「珈琲ください」

 サイフォンで丁寧に淹れた珈琲の薫りが漂う。「お待たせしました」
 と落語を邪魔しない程度に、それでいて心地よく店員さんが言う。
 店員さんが珈琲をテーブルに置いてまもなく「宿屋の富」が終わり、
 「一丁上がり」の出囃子が聞こえてきた・・・

 「え〜、落語というものはぁ〜、シャレぇ〜の固まったような・・」