第一部、三人吉三
●保評で、お七吉三の世界と二重に立ち上がってきたとあったけど、
自分はお七吉三については表面的な事しか知らないのでそこまではならなかったが、
それこそ大川端から観たときに脳裡に浮かんだ言葉は「なんだろうこれは…
」という物で、まるで台本から本物の三人吉三が浮かび上がって来たような錯覚に陥りました

35分?の幕間で、頭の中で伝吉内と伝吉殺しを再現しておくと、次の吉祥院へ繋がりやすいかも。

●初日近辺と中旬に見たとき、違ったものの一つに、お坊に豆火鉢を渡すのが刃初めは源次坊だったのが、
次では和尚になっていたけど、なぜなのか理由がよくわからない

●独白の件は、和尚は誰にも聞かせる気はなく独り言としてのセリフなのかなと印象受けた
和尚「悪いことはできねぇなあ」→源次坊「(軍鶏が)できねぇことがあるものが」→和尚「びっくりしたあ」とあるので、
人に聞かせる為の台詞ではない気がしました
お坊やお嬢も、とせと十三の話のほかは聞いてなかった口ぶりだったし……