働くことにも学ぶことにも踏み出せない「ニート」の存在を本で指摘したのは2004年。
「レッテル貼りだ」と批判も浴びましたが、「うちの子だけじゃなかった」「自分を見詰め直すきっかけとなった」という反響はうれしかったですね。
漠然とした問題に対し、そうだったのかと納得することは、人が変わるきっかけになります。
病名が分からないと処方箋を出せないように、手付かずの問題は、その存在を指摘しなければ解決しません。


週刊ダイヤモンド 1億総転落 新・階級社会 2018年9月22日
#17 チャンスが少なく 消費される氷河期世代(玄田有史/東京大学社会科学研究所教授)
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