なぜ嫌いかというと、冒頭のとおり、「他人の善意の上にあぐらをかいているから」
椅子(もしくは机)に荷物が置いてある 持ち主は近くにいない
こんなことで席が確保できるというのは、ひとえに周囲の人の想像力と善意の賜物なわけです

忘れ物かもしれないしゴミかもしれないものを「ああこれは誰かが意図的に置いたもので、自分が確保した席であることを示しているんだな」と考える想像力と、「だからそのまま置いておいて、自分は他の席を探そう」という善意が前提になっているわけです
なんの義理もない、見知らぬ他人にそれを要求している時点ですでに好きにはなれない

さらに、確保した(つもりの)席を私のような他人に占められた人が、おとなしく別の席を探すということはまずなくて、舌打ちしてみたり、聞こえよがしに文句を言ってみたり、直接暴言を投げかけてきたりするわけです

見知らぬ他人に対して「席を空けておいてくれてありがとう」という発想はあっても、席を空けておいてくれなかったから非難するという発想は本当に理解に苦しみます

それでも、「席を確保せずに注文した結果、座る 席がなくて困る」という事態を避けたい気持ちはよくわかります