運営権を譲渡した神戸市の久元喜造市長は「経験やノウハウを生かし、もっと便利で快適な空港にしてもらいたい」と述べ、空港と市中心部を結ぶ新交通システムのポートライナーやバスの拡充などアクセス改善に取り組む考えを示した

神 戸 空 港は24時間使える海上空港でありながら、地元合意に基づき現在は1日60便、運用は午前7時から午後10時まで、国内線のみという規制がある
今後の焦点は規制緩和で、18年度前半にも地元自治体や経済界が3空港の役割分担を協議する「関西3空港懇談会」が開催される見通しだ

同 空 港を利用して鹿児島県から関西圏在住の母に会いに来たという中村近子さん(66)は「便が朝夕しかないので、お昼にもう一便あれば融通が利きやすい」と話す
神戸市在住の自営業、知名定男さん(67)は「夜になったら飛ばなくなり不便に感じる
もっと選択肢が広がればいい」と話し、規制緩和による便数増に期待していた