――ちなみにアタック25の出演者のパネルの取り方を見て、「なんでここ?」とフラストレーションがたまったりはしませんか?

オセロ選手はみんなそう思っていますね……(笑)
長年の経験があるので、もっと良い手がパッと見えますよ

http://image.itmedia.co.jp/nl/articles/1710/06/tatsu_171003othello25.jpg

コンピュータオセロ黎明期

――最初にコンピュータオセロに触れたのはいつごろですか?

私が大学生ぐらいのころで、ツクダが出していたオセロ専用機「コンピュータオセロ M-2」です
ただ、さすがにそんなに強くありませんでした
なので、「どうやってパーフェクトを取るか」という遊び方を高段者たちはしていましたよ

――1980年に、当時の世界チャンピオン井上博さんが、コンピュータとの6番勝負で1敗していますね

井上さんが負けたときは話題にはなりましたが、あくまで「うっかりミスで負けた」と受け止められ、「コンピュータはまだまだ……」と思われていました

――ファミコンソフトとして、1986年にカワダから「オセロ」が発売されました
強さはいかがでしたか?

かなり強くなっていて、初段程度のレベルでした
もうこの時点で、油断して打っていてうっかりミスなどすると高段者でも負けてしまうことがありましたよ
https://youtu.be/Yz6aDXJNCZI