開管と閉管
閉管とは管の一方が閉じられている管のことで、開管とは両方が閉じられていない
管のことである。閉管構造の筒(共鳴体)は共鳴構造が管長の倍になり、同じ長さ
・太さを持つ開管の筒よりもおよそ1オクターブ低い音が出る。この時その共鳴体は
奇数倍音のみが鳴っている。ためしに適当なパイプの一方の端を唇に当てて吹く音
と、その一方の端を掌で叩いて塞ぐ音を聞き比べてみると良くわかるだろう。

ただし、管が円錐形になっていて、広い方の口が閉じられていない管は (円筒の
開管と同様に偶数倍音も鳴ることから)、開管楽器に分類される。現代の西洋音楽の
管楽器ではクラリネット属だけが閉管楽器である(クラリネットの管は先だけは
広がっているが、他の部分はほとんど太さは一定で、ほぼ円筒形になっている)。

ほんとはこうだろう↓
ただし、管が円錐形になっていて、広い方の口が閉じられている管は (円筒の
開管と同様に偶数倍音も鳴ることから)、開管楽器に分類される。現代の西洋音楽の
管楽器ではクラリネット属だけが閉管楽器である(クラリネットの管は先だけは
広がっているが、他の部分はほとんど太さは一定で、ほぼ円筒形になっている)。

wikipediaの管楽器系の項目は誤りが多い傾向。
(wikipediaの記事を鵜呑みにするのは間違っているのは言うまでもないが)