誰も書いてないので群馬代表の感想
赤堀:一番目の赤堀、二番目の芝東、この演奏を聞いた多支部の人はこんな演奏がずっと続くのか?と、レベルが高いと勘違いしただろう。
去年までは難しい曲を合わせてただけで、アクセントやクレッシェンドなど奇をてらった幼稚な内容だったが、
これは顧問の音楽性というより人の目を引きたい注目されたいという顧問の性格からくるもの
今回はそういった気をひきたいための余分な部分が「音楽的に」という大人な解釈に成長できたのではないかと思う。
それと多くが三年生ということもあり、生徒の見た目も他団体の生徒より大きく見え、サウンドもそれに比例し奥行きのある太いサウンドだった。
1年と3年で体格が大きく変わる中学生はどうしてもそういったサウンドの統一化が難しい。体も楽器。
あの自由曲をこれほど余裕に演奏するとはという感覚を持ったのは生徒が楽しんで演奏していると思わせる舞台慣れの訓練からで決して繰り返し練習の成果ではない。
繰り返し練習の成果を出せるのは多くの初心者を補欠とできる学校だけで、群馬のような少人数主体の地域ではこれを真似すると必ず失敗する。
赤堀においても精神的な理由での成果しかない。
お手本にすれば失敗するが、それでもお手本としたいほどの素敵な演奏だった。サックス群の音色もとても良かった。
金管群の分厚いサウンド、トロンボーンの音圧がいいフォローをしていた。木管群も一人一人がちゃんとできているから速いパッセージでも輪郭がはっきりしていた。
代表落ちは残念だったと思うが続く団体に影響が出るほどの快演だったと思う。

榛東:ここも音楽的に大きく成長したと思う。去年の自由曲の出だしのチューバの嫌らしさ。そういった大げさな解釈は感じなかった。
県大会では多少そういった部分も感じたが、支部大会では削ぎ落とし解釈が洗練されサウンドも金と思わせるものだった。
しかし、課題曲、自由曲でことごとくTPが音を外してしまい残念だった。
顧問のこの生徒達に誇りを持っていると思わせるパフォーマンスは生徒も顧問を信頼しているからこそのこと
来年更に期待。