ここまで中高生が中心という日本の吹奏楽界にみごとにフィットして成功した作曲家はいない。
作風としては、音そのものではなく音楽の外の文脈に頼りきるその姿勢は見事で、中高生も移入しやすい作品となっている。
「絵の無い絵本」で一躍スターに躍り出た彼の作品を、コンサートのプログラムで見ない日はない。

【トムソン】