>>124
それはバランスの問題だろうな。
裾野を広げて人数を確保するのもいいが、それだけではいけない。
長い間楽しめるような質の高さもなければ長続きはしない。
テレビのタレントなんかを見てても分かるだろう。

裾野を広げることが悪だとは言わん。だが、日本の吹奏楽界の現状を見ていると、
どうにも優秀な人材を引き付けられていないように思う。
本当に音楽をやりたい奴は吹奏楽なんかやらない、だなんてよく聞く話だろう。
その果てには吹奏楽をあからさまに軽視するクラオタが現れたり、
音楽性の追求を投げ出す指導者がいたりするわけだな。

一般に知られる吹奏楽曲ってかなり少ないが、その割には吹奏楽関連の本やアニメが出て、
田舎の学校の多くに吹奏楽部があり、youtubeにも沢山の動画が投稿され…。と。
裾野を広げて人数確保、ということに神経質になる必要性は殆ど無いのでは?
吹奏楽を長続きさせようと思うなら、質を高め、長く愛されるようなものにならなければいけない。
今の吹奏楽界は、金や宣伝、人数の力に頼りすぎている。その割には内輪で完結しているがな。

ついでに言うが、今は昔と比べて随分音楽に触れる機会が増えた。
勿論程度と言うものはあるが、全然音楽を楽しめないような人というのはかなり少ないはずだ。