基礎練は、多くの種目では、単調な練習だ。

ボクシングや空手、柔道なら、
例えば、広いグラウンドを延々と走らされるとか、
突きや蹴りの(それもバリエーションもなく、延々と同じ動きの)反復練習とかだろうな。

吹奏楽なら、管楽器に限って言えば、ロングトーンをやることであったり、
「アーバン」などの練習曲に取り組むことだろうか。

確かに、その内容は単純な反復練習だ。
そして、華やかさ皆無どころか、汗の匂いが漂う、地味な活動だ。

しかし、それらの練習をすることによって、
練習を継続する体力や、実践にも耐えうる体力が自然と身につくようになる。
そして何より、繰り返した練習の動きは、体が自然に覚える(若い方は特に)。

だから、若い頃の基礎練は絶対におろそかにしてはいけないんだ。

・・・と、ここまでならよく聞く話かもしれない。
だが、今の私は少々違う考えを持っている。

以下続きます。