楽典は道具でしかない。
自分のやりたい音楽を実際に演奏するために必要なら使うだけ。
「指揮者や指導者が丁寧に噛み砕いて説明してくれる」
「本能的な才能で何故かとか知らんけどできてる」
ような状況なら実はその奏者は楽典知らなくても音楽は成立する。

例えば長三和音を三人で演奏する場合。
@135それぞれの純正律を三人とも考えて演奏する(楽典わかってる)
A指導者がハーモニーディレクターを使って一音一音確認しながらあわせていく(指導者が丁寧に指導)
B音出した瞬間にフィーリングで合わす(才能)
どの方法をとっても良い音楽は作れる。
なので@の状態になりたいなら楽典の勉強は必須だし、Aのスクールバンドによくある状態なら楽典が必要かはまちまち、Bのジャズの大御所とかによくあるパターンは今さら楽典なんか考えなくても問題ない。

一番使えないのは「調三度の3の音は純正律では-13.7セント下げなきゃいけないんだよ...」とかうんちく語るのにその音演奏できない奴。