>>594
もちろん音量バランスのディレクションをしたりするのは指揮者だし交通整理したりするけど、絶対君主ではないかな。
基本的に指揮者≠指導者だけど中高のバンドの指揮者は=指導者でもあるからそこが難しいところなんだけど。

拍が均等でなく揺らぎがあったり、小節やフレーズを超える瞬間に頻繁にルフトパウゼ(小休止)するような音楽では指揮者の指示を見てそこに合わせることが枷になることもあるんだよね。
同じ指揮でも受け取る人によって(もっと言えば同じ人でも環境やその日の体調によって)感じ方が変わるし、その微妙な差異が致命傷になることもあるから。
そういうシビアな場面でわざわざ一旦指揮者を介するリスクを取る必要ってあんまりなくて、それよりも隣の人やセクションや同じ動きをする人たちで息の流れやテンポ、ブレスを共有したりする方が結果的に合ったりする。
ドビュッシーを例えに出したのはその最たる例のひとつという意味で、もしかしたらその指導者さんの言葉はそういう曲を見て言ったものなのかも、と思った。
本当のところは分からないけど、指揮者を見て合わせることがブラスやオーケストラにおいて絶対というわけではないということは確かかな。特にオケの指揮者なんて先振りが多いしね。