覚醒剤密輸が大幅増、台湾の組織関与7割…昨年
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170316-OYT1T50113.html

2017年03月16日 14時51分


昨年1年間に密輸で押収された覚醒剤の量は前年比1033・8キロ増の1428・4キロで、

統計のある2002年以降、最多だったことが警察庁のまとめでわかった。


72%は台湾の薬物犯罪組織が関与していた。

台湾の組織は近年、日本に進出しており、同庁が情報収集を進めている。


同庁によると、密輸の摘発件数は82件(前年比9件増)。

発送元は中国が24件と最多で、米国14件、台湾、香港各8件と続いた。

台湾の犯罪組織は、台湾を発送元とする事件だけでなく、中国と香港からの密輸事件など計14件で関与が確認された。

警察庁は「アジア各地に拠点を置いて活動している」と分析している。

一方、使用などを含む覚醒剤全体の摘発人数は1万457人(同565人減)。

危険ドラッグも920人で前年の1196人をピークに初めて減少した。