ポル・ポトはなぜ大虐殺を起こしたのか
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原始共産制を目指してたというけど、なぜそんな極端な理想に走ったのか。
そしてそのために自国民の3分の1を虐殺するとか。
飛躍し過ぎてて良くわからないんですが。
なぜこんな連中が権力を掌握できたのか。 麻原が首相になってたらこんなことになっていたのかな シナヌーク時代のカンボジアは、工業化をしなかったから、
自国で軍事力が強化できず、周辺国や大国に翻弄されたとも言える。
工業化しつつも労組を無力化(禁止を含めて)して政治的に安定させている国はいくらでもある。
カンボジアの人口や国民性を考えて、重工業や化学は無理にせよ。
繊維産業などの軽工業程度は、シアヌーク時代でも出来たはずで、それすらやらなかったのは、シアヌークのミスとも言える。 >>296
自民党に社会主義的経済政策やられて
「なんでも反対党」になってた社会党思い出した 地動説が広まったのは天動説を信じていた人間がみんな死んだ後。
今でも自分に被害がないのに差別的な考えで刑罰を増やしたがる人間達。
世の中を良く変えるためには頭のおかしい連中を根絶やしにするしかないよ。
ポル・ポトの行為はともかくとして、方向性としては間違っていない。
特に父や母を叔父さん、叔母さんと呼ばせる家族の否定は正しいと思う。
理想の社会のためには家族主義者を根絶やしにしなければならない。 カンボジアが内戦に突入したのは米軍侵攻後で、米軍侵攻なきポルポト政権掌握は考えにくい
元々のカンボジアはフィリピンや南アジア、中南米に比べて、そんなに格差が酷くは見えない
バングラみたいに洪水にしょっちゅうやられたり、アフリカみたいに水不足に苦しむ訳でなし
中東やインドほど下層民も抑圧されないし、本当は内戦になる理由がなかったんじゃないの? 今のカンボジアを見なよ。平気で懲役20年とか残酷な刑罰をやる。
こんな奴等、少なくともこれに賛成する連中なんか生きている価値ないよ。 >>296
>この為に60年代は、シアヌークの下でカンボジアは、安定していた。
>クメール農民層の支持を集めて小さいながらの安定を得ていた。
>そもそもシアヌーク体制下では、ポルポト派が、拡大する要因が無かった。
ちょっと違うな
シアヌークは東南アジアの指導者に多いタイプなんだが、軍と共産主義者の
反目と均衡の上に、神輿として乗っていた。
だから均衡が崩れる(外圧も含む)と、軍事クーデターや赤色革命がすぐ起きた。
タイとベトナムの間という、地政学的にも不安定な位置にあったから
シアヌークが保身の為に積極的にそんな無茶苦茶な均衡を作ったんだが、
そのためカンボジア国内に危険なマオ主義が育つのを放置する形になり、
結果的にシアヌークがポルポトによる虐殺の土台を作った。
シアヌークのように自己保身しかオツムにない八方美人の国王は
国と国民をグチャグチャにしてしまうという典型 >>292
>彼なら日本のヤクザやブラック企業を粛清してくれるだろうに。
それだけに留まらないだろ
教師や公務員、軍人まで皆殺しにされたら
社会基盤が崩壊しちまう >>308
シアヌークの身の振り方ひとつでクメール・ルージュによる大虐殺は起きなかったわけだけど、
その割にあまりシアヌークって批判されないね。 シアヌークはロン・ノルに国を追われ、ポル・ポトに利用された
被害者と言うイメージが強いからな >>310
米国は南ベトナムを見捨ててインドシナから撤退してインドシナは赤化したから、
カンボジアの親米的・自由主義的な人はみんな殺されてしまい、
生き残っている人々も、自分達を見捨てた米国に親しみを持ちようもなく、
カンボジアが、タイやマレーシアのような欧米風の国になるのは難しいだろう
だからシアヌークがポルポトの虐殺に関わっている事は
そんなに大した問題じゃない。
中国共産党の60才以上の指導者に文革に無縁な人はほとんどいないのと同じ。
虐殺に関わっている人を全部追放したら国が成り立たない 子供銀行券って本当はカンボジアの話なんじゃ ガクブル >国が成り立たない
日本人はカンボジア人と違って、その辺におびえる必要はないはずだが、
それでもシアヌークを悪く言うのに遠慮する空気がある。
右派は国賓として天皇と会談した外国の元国王を犯罪者呼ばわりしにくい。
左派はポルポトや中国共産党を賛美した自身の過去の掘り起しにつながり
かねないので、やはりシアヌークを犯罪者呼ばわりできない。 >>314
>遠慮する空気がある
日本は他国の王室に遠慮があるのは戦前からの伝統だし
日本もPKOで参加した国連安保理によるカンボジア処理で、
シアヌークを正式な国家元首として置いて、それでカンボジアは
一応治まったんだがら、日本側としても元首として立てるのは当然だろ。
保身第一のアホな王様だったとは思うが、日本の皇室だって
軍を押さえられなくて国を滅亡させているんだから、偉そうに言えない >>315
いやあの世渡りの才は見習うべきだろ。
ナポレオンの戦術やヒトラーの偏執はいくら知ったところで我々の役にはたたない。
だが強者を利用して生き残るシハヌーク流処世術は使えるぞ! 共産政権下で王が名目だけとはいえ一応は国家元首の地位にいて
それなりに尊重された例なんてこの人が史上唯一じゃないの?
そう考えると物凄い保身術だと思うが。 >>317
1920年代のモンゴルの活仏とか、終戦後数年間のミハイル国王とか、
共産政権と君主が共存していた例は少数だがある。 モンゴルでは名目上の君主である活仏が亡くなると人民共和国になり、
貴族階級として牧民たちを支配していた黄金氏族の外蒙古王公たちは粛清され、
文字通り根絶やしにされた。 宗教施設や宗教家、その信者らを殺してくれたのは評価していい。
そもそも宗教は搾取や貧困、戦争や犯罪になっているのだから。
それに腐敗した教師や公務員、軍人や警察を排除した点も。
当時のカンボジアは腐った社会基盤で成り立っていたのだから
ある意味こうなって当然だったな。 >>1
カンボジア人たちがウンコを食べようとしなかったからです。 いい人そうにみえて内面はかなりの残虐性を秘めた人物。
ある意味一番恐ろしい。 恐らく本当にいい人なんだろう。
レーニン「地獄への道は善意で敷き詰められている」 個人的にはいい人だが組織の長になったら悪魔に変貌するタイプ? 恐らく、権力持たなかったらいい人のままで終わってただろうが
内面には残虐性を秘めてたんだろうな。人の良さそうな人の方がなんか
きっかけがあった時は怖いかもな。 積極的に人を殺したいという願望はなかったかもしれんが
マジ基地なのは確実だろ 統計的に人殺しをなんとも思わない人間が2%いるそうな ポルポトが善人だったとしたら、虐殺が進行していた頃は何も感じてなかったのだろうか。
虐殺の主体は誰なのか。原動力になったものは何なのか。
原始共産主義による理想社会実現のためには、徹底した旧社会の排除が必要で
そのためには虐殺もやむ無しって発想が飛躍し過ぎじゃないか。そしてそれを現実にに実行する異常さ。
カンボジアの農民がクメールルージュの体制にとってさして脅威だった訳でもないし。
インドネシアみたいに華僑による搾取への怨みや、体制への浸透に対する恐れが原動力なのとも違うし
アフリカみたいに現地の民俗的な対立がそれほど激しかったのだろうか。
カンボジアの虐殺って、なんか急に異星人が攻めてきて人類を虐殺し始めたような異様さを感じる。 比較的裕福な農家の末っ子に近い生まれで、奨学金でパリに留学して観念的な共産主義に染まるも
帰国してからクメール共産党ではパリ留学組にも関わらず、農業従事とか肉体労働の使いっぱしりにされたのを不満に思ってたり
その一方で帰国したってのも自分が試験に落第したからで、国から奨学金もらいながらそれに挫折した挙げ句、反国家的な活動に熱中するという矛盾があったり
その辺りにポルポトの屈折した感情があったんじゃないかね。
ポルポトが後にインテリを異常に恐れて片っ端から殺したのは、自分のそういう矛盾や学の不足を見抜かれるのが怖かったからだという説もある。 >>332
シハヌーク時代から共産主義者弾圧は激しかったし、
またロンヌル政権時代の北ベトナムとの対立と、アメリカの空爆でカンボジアは深刻な食糧難を迎えて大量の餓死者が出ていた。
そういう時代にポルポトは10年以上もジャングルで、それこそ原始人みたいな地下活動を続けていて、そうした苦しいゲリラ生活の中から完全平等主義の原始共産制の思想が生まれたとも言われている。
クメール・ルージュがやったことが突出して残虐なのは確かに狂気とも言えるが、それに至る前段階は存在しているということ。 日本じゃ話題にならないけどキューサムファンってまだ生きて裁判やってんだな。 ポルポトを善人だと証言する人物もいるが、同時に権力に対する異常とも言える執着や
執拗なほどの猜疑心の強さを証言する人物もいる。
まあそうでなきゃあんな事はやらんわな。 密告や拷問はシアヌークやロンヌル政権時代の置き土産という面もあるしな。 日本でも就職できなくて自殺したりした人に対して
良い大学良い会社が人生じゃないとか暴言吐く連中がいるんだから
社会の害毒だから処刑したくなるよ 密告はアメリカでも通報しなければ刑罰とかやるし全体主義者はすぐにそうやって社会を滅茶苦茶にする こないだYOUTUBEでポルポトの伝記みたいのを観たけど、、
何度ジャングルに逃げ込んでるかわからんぐらい
ピンポン玉みたいにあちこちに弾かれ飛ばされまくってる人生なのね
なぜ首都や都会を異常に憎むに至ったかは朧げ〜に分かるような気もした
俺の説:
ポルポトは、宮廷ダンサーの従姉に惚れていた。が、彼女は王家の妾に・・
その恨みが旧体制全てへの怒りの源泉となっていったのだ >>340
その割にはニコニコしながらシアヌークと握手したりしてるが。 俺もポルポトのドキュメンタリー観たけど
ポルポトは自分を全能の天才と信じて疑ってなかったって証言もあったな。
自分が間違うはずがないから、国民を強制労働させたり家族を解体したり
知識階級を再教育という名の虐殺で無くしたりさせたことも国民の為になると本気で信じてたと。
ポルポトのところに上がる報告がポルポトにとって都合の良いものばかりで、何万人も強制労働で犠牲にして作ったダムを見て喜んでたとか
自分が苦労して権力を握ったから、理想のためには多少の犠牲は当然で、それを乗り越えたときにこそ国民を理想社会に導けるのだと心のそこから信じてたらしい。
当時の党の広報係が、ポルポトは現実から切り離されて、象牙の塔に隔離されて生きているかのようだったと回想していたな。 でもポルポトは首都でもフランスでも学業が振るわず、公費留学費用を
打ち切られて帰国してる。それほど頭が良いという自己認識あったかな
こないだ悪名高い絶滅収容所のドキュメンタリ見てたら、政権後期になると
収容所での殺人が減る方向に向かってたとのことで、なぜかというと
彼らが殺していた「裏切り者」や「非愛国者」が実は無実で、単に拷問で
取調官の聞きたいことを引き出していたからに過ぎないことにさすがに
政権中枢も気づいたから、と
初めから気づけよそのぐらい・・ 10年以上もジャングルの地下で資本家恨みながら生活してた共産主義者が
いきなり一国の政権なんてとったらそりゃおかしくもなるわな。
スケールは違うが日本なんてずっと野党第一党で、何度も選挙通ってきたはずの選良が政権とってもおかしくなったわけで。
貨幣制度を廃止した理由も「我々はジャングルで生活してたときに貨幣は一切使わなかったから」だもんな。 ベトナムの失敗ばかりが注目されがちだが、東南アジア全般に対するアメリカの介入は本当に酷いな。
カンボジアはアメリカが無意味な空爆なんて始めてシアヌーク追放しなかったら
クメールルージュが政権とるなんて事は絶対に無かった。
しかもポルポトが北ベトナムに対してゲリラ戦をしているという、ただそれだけで虐殺にも目をつぶって支援した。
しかもそのとなりのインドネシアでもスハルトにスカルノを追い落とさせて、共産主義者の大虐殺に手を貸してるという。
まあそれを言ったら毛沢東の中国もその両方に深く関与はしているが。 帝国主義的施策を取るから民族主義が共産主義と結びついたのであって、
当時のアメリカが言っていたように共産主義の脅威があるから帝国主義的戦争を
行わう必要があった、わけではないんだよね。原因と結果が逆
経済的利益のために軍事的に介入支配するなんてのは下策もいいところで、
世界市場に参加させて自分らの経済圏に緩く取り込む方がよほど長久の利益の道な事を
当時の資本主義陣営の近視眼は見抜けなかった >>346
それもなんか理想論すぎるというか、後だしジャンケンの理屈だなあ。
当時は冷戦まっただ中でキューバ危機もあったしいつ第三次世界大戦や核戦争が起きるか分からないという空気があったわけで。
今みたいに資本主義が世界中に広まってる時代とは違う。直接介入より金融と投資、なんて最初から出来てたら誰も苦労してないよ。
石油ルートのインドシナや東南アジアが容共的な態度をとるなら覇権国としては介入するのは当たり前。
アメリカが介入や同盟国の支援が下手くそなのは確かだがね。 まあ当時は共産主義が資本主義に勝つ可能性すら大いに危惧されたわけだし、
その共産主義とがっぷり四つに組んだアメリカの陰で、日本は息をしていただけだから・・・
あまり大きなことは言えんわな。 ベトナム独立の大義はどうあっても歴史の流れとして否めるもんじゃないのに
フランスの宗主国的介入を無意味に引き継いだことで、わざわざイデオロギー戦争に
してしまったのはアメリカ自身なんだよ 似たパターンは南米でも数えきれないほど
繰り返してる。
あとそれだけでなく、産軍複合体が自己利益のために戦争が必要だった、
という側面も考えると、罪はさらに深くなるな 共産主義が村社会限定のもので、
中国やソ連が他国には介入してなかったならその理屈は正しい。 もちろんその面はある。
でもたとえばニカラグアだけど、あれだって初めはそんなに反米親ソじゃないんよ
反植民地・反独裁という地生えの運動を、米国の中南米ドクトリンへの反逆、と等号で結んでしまうから
結果的にサンディニエスタがソ連に駆け込んだ、という側面もあるでしょ
ベトナムでも似た面があるってこと アメリカのベトナムへの介入はどう見ても下策だろ。あれはケネディの大失策。
例えベトナムの赤化が脅威でもフランスの植民地回復戦争を引き継ぐなんて形で介入すべきじゃなかった。
挙げ句ラオスやカンボジアまで敵を増やしてんだから本末転倒。
インドネシアに関してはCIAの独断だろうけどな。 アメリカが介入下手くそなのは伝統でしょ。
そもそも太平洋戦争自体がそう。
中国の利権を争って日本と戦争して一度は太平洋艦隊が壊滅するくらいの被害を被って、
核まで使ってようやく勝ったのに、終わってみたら中国の領土も利権も一つも手に入らなかった。
ソ連と毛沢東を支援したら中国が赤化するという程度の事がルーズベルトには想像できなかった。
その後国民党と共産党に渡した武器を使って中国が南下してきて、朝鮮戦争を戦うことになって
原爆落とした日本を支援して同盟国にせざるをえなくったんだから、壮大な無駄というかなんというか。
始めから満州利権を日本と分けあってたら良かったのに。 >>343
今の日本でも無理矢理言わせたに過ぎない自白が野放しになっているからね 今のベトナムを見ても社会主義は過ごしにくい嫌な国にしか思えない ルーズベルトとトルーマンはやっぱり方針が違うから外交上の継続性が無くても仕方ない
当時のアメリカから見れば極東地域で好き勝手やってる日本とヨーロッパで暴れまわってるファシズムも
共産主義と並んで脅威だった。
さすがにアメリカといえど、アジアで日本と中国共産党及びアジアの共産党勢力と戦いながら、欧州でナチスドイツと戦い
北アフリカと地中海でイタリアと戦いながら北ヨーロッパでソ連と戦うのは厳しいだろ
多分、先に共産主義勢力を叩いていたとしてもどうせ枢軸国が代わりに伸長してきただけだろうし。
アメリカにとって敵が多すぎた時代だった。
世界がアメリカ型の民主主義、資本主義の方がはるかに優れているという事実に気付くまで、敵対勢力が力を得るのを黙ってみてるわけにもいかんし >>355
北朝鮮は?
それと当たり前だがベトナムは社会主義が行き詰まって、西側諸国を手本にドイモイ政策をとったから今がある。
今のベトナムを社会主義の見本と見るのは的はずれ。 >>357
>今のベトナムを社会主義の見本と見るのは的はずれ。
じゃあどこに社会主義の見本があるんですか?
いまどき社会主義を実践しようという気が少しでも残ってるのって急場くらいしかありませんよ?
急場だってほんの少し残ってる程度だし。 日本ももう破綻するから成功はしてない。
資源がないのにこれだけ厚福祉の社会を作ったのは歴史上の奇跡と言えるかも知れないが。
これからは国家資本主義の時代。中国ロシアトルコ欧州とハートランド国連合による大規模資本が国民を喰わせていく時代なのさ。
日本アメリカイギリスに代表される海洋的な自由資本主義はコストがかかりすぎて衰退してる。 アメリカは法律が膨大で刑罰も酷くていつ終身刑にされるか分からない恐ろしい国 今でいえばISISみたいなもんだろ
アメリカも中国もソ連=ベトナムに対抗する勢力として利用しようと思ったんだけど
結局人を殺しすぎたので無理だった >>346
今みたいに金融資本主義が全世界に拡大したのはソ連が崩壊してからだから
冷戦真っ只中の1960年代にそれを実行しろと言っても無理。
ベトナム戦争からソ連のアフガン侵攻、レーガノミクスによる軍拡競争の極大化を経て、ようやく東西両陣営のデタントが実現したわけで。
過程をすっ飛ばして結果だけ得ようとすることは人間には出来ない。 1960年代まで、西側民主主義は植民地主義の残滓を残していたとこが多かった
ゆえに、その反共政策も股裂き状態で、政治的には議会制民主主義で対抗し、
経済的には市場主義で対抗し、軍事的には帝国主義チックに対抗する、という有様だった
つまり西側民主主義も重大な言行不一致があり、共産主義者からの批判、糾弾を浴びやすい
隙があった。そこを見ないと、なぜ社会主義への強いシンパシーが百年間余も世界中で続きえた
のかが理解できない >>366
共産主義の勢力が強いと資本家は国内外を問わず投資が出来ない。
鉄道を引いたり起業したりしても、全て人民のものにされたら話にならないからな。
二次大戦というのがそもそも帝国主義解放のための戦争ではないし、西側東側という概念も戦時中のヤルタ会談以後の話。
要するに西側だけに最初から綺麗なスタートを切れというのは結果論であって、批判としては成り立つが批判にしかなり得ない。
それを言うなら東側の支援した共産主義にも帝国主義はあって、帝政ロシアの農奴制のやり方が根底にはある。
ああいうやり方の共産主義を進めたら資本家や中流階級はたまったもんじゃない。
カンボジアは中国がバックだが、それでも結果どうなったかを見れば20世紀式の共産主義のひどさが分かる。 >>366
>つまり西側民主主義も重大な言行不一致があり、共産主義者からの批判、糾弾を浴びやすい
>隙があった。そこを見ないと、なぜ社会主義への強いシンパシーが百年間余も世界中で続きえた
>のかが理解できない
これは今の日本ですらあるからしょうがないんじゃね?
不平等と矛盾を抱えたまま回すのが資本主義だし。 第二次大戦は帝国主義対帝国主義の戦いだからな。
結果的に帝国主義の空白が出来た国が欧米の再植民地化に対抗するには共産主義しかない。
中東やインドネシアなんかもそうで、自国に食い込んでしまった欧米の資本を自分達のものとして独立するには
一度これらを国有化して共産主義の名の基に経営していくしかない。
かといって資源国が全部共産主義陣営に入ってしまうのを放置しておくと資本主義国家としては存亡の危機ということになる。
結局、冷戦というのは大戦の延長戦なので東西両陣営に仁義などない。
核戦争や第三次世界大戦をギリギリ回避しながらある程度の安定が得られるまで続けなければならなかった。
冷戦自体は形を変えながらまだ続いてるしな。
ただ、アメリカの介入のしかたは下手すぎて無駄に敵を作ってきたのは否めない。 ほぼ同意
ML型社会主義の実験がほぼ全部超ド級的大失敗な事は事実として、
マルクスやフェビアン協会など19世紀社会主義者の敵は同時代の植民地帝国主義国家群だったことを忘れてる向きが多い
当時の独善的かつ暴虐な政治・軍事システムへの異議申し立て思想を、21世紀の発達した修正資本主義とガチ比較して云々するのは少々公平に欠ける それにしたってポル・ポトの左翼キチガイぶりは突き抜けすぎだろ。
あれはもう冷戦とか反帝国主義とかとは別のなにかだ。 そのキチガイが政権とったのはシアヌークがアメリカの傀儡のロンヌルに追放されて
シアヌークとクメールルージュが反米で手を握ったからだけどな… アメリカが介入さえしなければポル・ポトも政権を掌握できなかったのにね
今のイスラム国の台頭も構図としては似たようなもんなんだろうが ポルポトの狂気のレシピ
1 非合法集団特有の暴走する猜疑心
2 目的が手段を正当化するレーニン主義
3 カンボジア人の伝統的反ベトナム感情
4 カンボジア秘密爆撃などによる反米感情
5 訪中したらたまたま文革で超盛り上がっていて狂熱に感染
6 最初の支持母体である少数民族がジャングルで自給自足してたので
これこそ答えだと思い込む
他にもあると思うがざっと >>373
>ポル・ポトも政権を掌握
アメリカよりも中国の方が遥かに貢献度は高い 政権掌握後はそうだけど掌握前は中国の影響はさほどないんじゃないの? 政権掌握前もポルポトは中国行って毛沢東の大躍進政策に感激したりしてるじゃん。 そうか ゴメン。
ポルポト派は初期はベトナムソ連系の武器が来てたのかと思ってた ポル・ポトと北ベトナムは完全な敵対関係だからな。
というよりシアヌーク時代から国境付近でベトナムとは争ってた。
クメールルージュ政権でも国境付近のベトナム人民虐殺したりしてて、
反北ベトナムという点を買われてアメリカからも支援されてたくらい。
最終的にベトナムが侵攻してきてカンボジアはクメールルージュから"解放"されたが、ポル・ポトはいざとなったら中国が助けてくれる筈と最後まで信じてたらしい。 王室中心に仏教社会主義とかやってた方が100万倍くらいマシだったな。
シアヌークもベトナムの介入を許して、アメリカに目をつけられたりとゲスいやつではあるんだが。 そもそもベトナム戦争でベトコン&北ベトナムを
支援してた時点で詰んでただろう? 米国にしがみついても残念ながら当時のあの情勢では平穏は期待できなさそう
近所の傀儡たちもロクな死に方してないじゃん
むしろニコニコしながらカンボジア戦後史を生き延びただけでもスゲェっちゃスゲェ気もする
シアヌークさん 今現在も中国の東南アジアへの影響力拡大と
それに対する日米の対抗は続いてるんだよな。
ソ連が崩壊して共産主義は終了してるから歴史は繰り返さないだろうけど。
ASEAN諸国が容中的な方向に流れたら世界的に厄介な事になるだろう。 中国にそこまでの力はないよ。
国土が広すぎて自分の領土を治めるのに国力を消費しすぎる。
周辺国は迷惑するがこういう大陸国が海を越えるのはきわめて難しい。 カンボジア現代史の本、カンボジア人の手記などを読むと、シアヌーク政権末期、
既に行き詰っていて、ロンノル政権が成立した時は、少なくとも都市のインテリや
中流階層は歓迎していたそうだ。 シアヌークの支持基盤は都市ではなく農村地帯だったからね。
ポルポトが立たなくても、都市しか抑えてないロンノル政権が
早晩倒れる事は自明な訳で、その後出来るのは反米政権に決まってる。
つくづくアメリカの外交政策のバカさ加減だよな。
シアヌークがあせってクメールルージュと組んだから、ポルポトの
目が出てきた訳だけで、独自にレジスタンスを組織すれば良かったのに。 >>383
王政復古って出来そうで出来ないものだぞ。近年できたのはスペインくらい。それだってカウディーリョの意向があったからだ。
自力で王位を回復したシアヌークって凄い人なんじゃないか。 ポルポト(1928〜98年)は、「<一つの説によれば、>伝統に従って、読み書きを習うため
寺院で生活した。寺で6年間過ごし、2年間は僧侶になっていた・・・。・・・
<もう一つの説によれば、>水田で農作業をしたことはなく、6歳の時にプノンペンへ送られ、
・・・寺院で1年間見習いをしたあと、8歳の時にカトリックの私立エリート校・・・に入学し、
そこで6年間過ごした。・・・
1976年・・・に、ポル・ポトは民主カンプチアの首相に正式に就任し、地方で大粛清を始め、
徹底的な国家の改造を行った。ポル・ポトが目指したのは中華人民共和国の毛沢東主義を
基盤にした「原始共産主義社会」であり、資本主義の要素を全て否定することであった。
また、カンボジア仏教からも自我の否定、戒律、転生などいくつかの観念が援用されていた。
・・・<ところが、>仏教もまた弾圧の対象とされ、多くの僧侶が強制的に還俗させられ、
寺院が破壊された。ポル・ポト政権下において、仏教は壊滅的な打撃を受けた。・・・
ポル・ポト政権下での死・・・者数は・・・<75万人説から170万人説まである。>」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%9D%E3%83%88
ポルポトの生い立ちについて、どちらの説によろうと大差はなく、前の方の説・・
本人自身が語ったもの(上掲)・・ならなおさらだが、彼が、上座部仏教とヒンドゥー教の
習合宗教の影響下で育ったからこそ、仏教的なタテマエを掲げつつ、ホンネで、
あんな恐るべきヒンドゥー教的な蛮行を実行できた、と、私としては見ているところだ。 そのポル・ポト政権に対して、我先にと認可を与えた国日本w ポルポトも毛沢東が殺したほどには自国民殺してないからな 現在の日本においては逮捕後の拷問による自白は証拠とはされず、
日本国憲法の第36条や第38条第2項においても拷問の禁止が明文化されており、
拷問を行った公務員は逮捕される(特別公務員暴行陵虐罪)制度も存在する。
しかし、それにも関わらず日本の警察は現在もなお非公式の場で拷問を行っている
疑いがあるとアムネスティ・インターナショナルなど人権擁護団体から指摘されることがあり、
冤罪事件の背景にも、警察による拷問同然の過酷な取り調べがあると指摘される。
踏み絵ならぬ踏み字などの事実上の「拷問」による事件そのものの捏造が表面化し、
捜査員が特別公務員暴行陵虐罪に問われることとなった。
その他にも、被疑者を突き飛ばす、身体を蹴る、頭髪を引っぱる、
体をつかみ揺さぶるなどの行為を一日あたり十数時間、数日間にかけて密室で行う、
事件や障害者団体向け割引郵便制度悪用事件を始め、検察庁特別捜査部の事件では、
被疑者を壁の前に長時間立たせて自白を迫ったり、「○○はもう自供した」
などと言って被疑者を精神的に追い込むなど、事実上の「拷問」が現在も代用監獄をもちいた
長期間拘留という密室において日常的になされていることが表面化している。 ポルポトの最後の1年がどう言うものだったか知りたいね
政権就いている時とその後のゲリラ戦の頃は結構分かっているんだけど 現地カンボジアや海外でもカンボジア大虐殺についてマクロ視点、ミクロ視点ともに
ドラマや映画になっているが。
肝心のポル・ポトを主役に描いた作品が無い気がする。
生い立ちから死までを描いた作品を作って欲しい物だ。
ポル・ポト役をやりたい俳優が居るかどうかが問題だけど ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています