ジンギスカンの弟、テムゲ。
名目的に、首都総督、本領最左翼の藩王だけれど、ジンギスカンほか兄やその子(甥)らが戦争に出てる間の留守居役ばかりしていた。
そこでついた渾名は「オドジギン」。意味は、竈の子。遊牧生活の中でも父や兄が遊牧に出て、母や姉が洗濯やくみ薪拾いをしている間、
竈の火を絶やず乾酪を作るための乳をかき混ぜて煮詰める役割をする若年の子のことだ。
オゴダイカンの急死に際して帝位の継承を主張するも、戦歴の無さにより、こてんぱんに否定される。