もともとポーランド・リトアニア共和国は、拡大して
ポーランド・リトアニア・モスクワ共和国になるはずだった。
モスクワ大公国の政治的多数派を占める進歩改革派貴族たちも同意していたが、
カトリック過激派のポーランド国王がカトリック穏健派の議会の制止を振り切って
全ロシアをカトリック化すると言い張ったからモスクワ大公国全体が反発して、
ミハイル・ロマノフを立てて反乱を起こし、大共和国構想はお流れになった。
それがロマノフ朝の始まりで、現代のロシア主流政治を占めるロシア極右思想の起源。

よし、じゃ今度こそカトリック穏健派主導で、ワルシャワの健全な高度民主主義が
モスクワの守旧派が牛耳る専制政治を呑み込めばよい。
なんといってもポーランド・リトアニアこそ世界の近代民主主義の元祖だからな。