>>219
ヘブライ語とアラム語とフェニキア語は元々お互い母語で話して通じるレベルの差しかない方言的関係
旧約聖書にもアラム語(ただしヘブライ文字)で書かれた箇所がある
イエスの時代にヘブライ語はすでにアラム語に同化されていたというが当人たちは
いつでも戻せるぐらいのつもりだったろう

周知の通りキリスト教はユダヤ教内部の改革運動の一つとして始まり
異邦人伝道に成功して脱ユダヤ的な世界宗教となった

布教の核となったのは地中海各地のユダヤ人だが、
彼らもまたそれぞれギリシャ語やラテン語(そしておそらくフェニキア語も)を日常言語とする世代になっていた
そんな海外ユダヤ人向けに活発にラビを派遣していたのがイエスたちと敵対していたというパリサイ派
ここからは想像だが
初期キリスト教の異邦伝道のノウハウはパリサイ派に蓄積されてあったものを流用したのではないか
敵対の果てにイエス側に移った信徒も多数いたとすればあり得ると思う