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大公暗殺者の記念碑建立へ=第1次大戦の発端−セルビア

【ベオグラードAFP=時事】セルビアの首都ベオグラードの当局者は8日、
国営放送に対し、オーストリア・ハンガリー帝国の皇位継承者フェルディナント大公を暗殺し、
第1次大戦のきっかけとなる「サラエボ事件」を起こした
セルビア人の民族主義者ガブリロ・プリンツィプの記念碑を建立することを明らかにした。
除幕式は今月中に行われる予定。

同当局者は「自由のために全てを犠牲にした人物をたたえる碑だ」と語った。

当時19歳だったプリンツィプは1914年6月28日、
ボスニア・ヘルツェゴビナのサラエボで大公に発砲して暗殺。
一部からオーストリア・ハンガリー帝国からのスラブ人の解放を目指した
熱心なセルビア民族主義者とみられている一方、大戦を引き起こしたテロリストとの見方もある。

(2015/06/09-07:26)