大国間大戦が近年全然無かったが人々の印象として残ってる普墺戦争が2ヶ月で終わって
普仏戦争が2ヶ月で皇帝を捕虜にし12月にはパリを包囲してオルレアンまで進出し戦争の結果はもう決まってたし
1番第一次世界大戦直前の戦争のバルカン戦争は第一次は10月に始まって12月で最初の休戦交渉があって(そこでは決まらなかったが)第二次バルカン戦争も2ヶ月で終わってる
そういうイメージだったんだと思う
開戦が7月末だからドイツとしては少なくともフランス戦はやはり2ヶ月くらいで終わって
その後のフランスを失って圧倒的に不利なロシアと対岸を失って大して脅威でないイギリス相手に2ヶ月戦った辺りがクリスマスで
シュリーフェンプランがうまく決まってたらその辺で勝利は確固たる物になってたはずだし
過去の戦争だけ考えれば不自然な見通しと言うわけではない
英仏露からしてもドイツを挟み撃ちにしてるから開戦直後から余裕ある見通しを持てるし
つまり近年の戦争の常識と各国が自国と同盟国の軍隊を過信していた事からそういう認識になってたんだろう
あと数百万人を動員する計画は持っててもそれが何年も動員が続いて兵器の生産まで続けるような計画は前提として存在してなかったから
逆にそういう状態になれば負けだと全ての国が考えていたとも言える
軍隊の攻撃には自信があっても国家の総力を使えば大軍を長期間維持できるなんて自信は無かったと言うのは皮肉かもな
ちなみに普仏戦争開戦時なんかは大軍が狭く要塞の沢山ある独仏国境地帯で長期戦になるだろうと言う見通しもあって
それははっきりと裏切られたと言うエピソードも付け加えておく