R1bの特徴を持つのは、ガリアからイベリア半島にかけての広い地域と、
東トルキスタンのトカラ語地域
印欧語の中緯度地域の東西の「両端」と言っていい

ケルトでは最も早く西に向かったグループ(Qケルト)で、トカラは東の端で古い特徴が残留した
R1bはQケルトで、対するPケルトは千年単位遅れて中央からガリアに入った後続組でR1aその他
大陸ではアルプスから東と北イタリアのケルトがそれ
(あとラテン語は古い時代に分離した「イタリアのQケルト」の一派と思われる特徴がある)

ブリテン諸島では、アイルランドとのちにスコットランドに移住したスコティア人がQケルトでR1b、
ブリテン本島に先住していたのとカエサルの時代までボートで大陸から移住を続けていたブリトン人がPケルトでR1aほか
ブリトン人は島の中央部をアングロサクソンに奪われて分断させられ、
それぞれピクト人、ウェールズ人、コーンウォール人に分かれていき、
うちピクト人は移住してきたダルリアダ王国のスコティア人と混合して「スコットランド人」になっていく(8Cごろ)