モンゴル系、トルコ系と括ると今のモンゴル国とトルコ共和国の人々を
イメージしてしまうが、実際にはいずれもモンゴル高原を故地とする民族だよ。
言葉の違いはあるけど、ツングース系も含めて、同じモンゴロイドで
元々の容貌は似ていたとみていい。
トルコ系でもキルギス人やカザフ人は日本人そっくりだ。
ウイグル、ウズベク、トルクメン、アゼルバイジャン、トルコと南西に行くにつれて
コーカソイドになっていくのは多数派のペルシャ系やアラブ系、ギリシャ系と混血して
モンゴロイドの血を薄くしながらも、言葉だけはトルコ言語を残したから。
ほんの20年前まではいずれも一つずつした独立国を持っていなかったわけだから、
差というのもあまり感じない。
しいて言えばソ連崩壊という外部的要因が大きい。トルコはソ連にカザフやウズベクに代表される
構成共和国を多く持っていた。一方モンゴルはブリヤートやトゥバ、カルムイクのように
自治共和国に留まっていた。その差ではないか?