イタリアでは家事労働はフィリピン人に、老人介護は東欧系に、農産物収穫は
モロッコ、セネガル、アルバニア人に、漁労はチュニジア人に、
養鶏はパキスタン人に、牧畜・搾乳はインド(シーク)人に、ピッツァはエジプト人に、
きこりはマケドニア人に任され、下働きの肉体労働、建設とび職、伐採樹木移送、
皮なめし業、鋳造業などにもイタリア人労働者が不足している。
フィレンツェとプラートで挟まれる一帯には繊維業に従事する中国人労働者が
集中している。
いまや「メイド・イン・イタリー」製品は移民の手なくしては生まれようもないのが
現実だ。