大英帝国と戦ったインド独立運動家で、戦前の日本とも縁の深いチャンドラ・ボースは、終戦直後、飛行機事故で亡くなった
悲壮な最期にふさわしい英雄だ。昨今のウヨクが、日本とインドとの絆とばかり持ち上げようとしている人物である。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%90%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%BB%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%82%B9

しかし、その実態は、カースト社会から排除された、村の共同井戸すら使わせてもらえず、渇きでも死ぬ不可触民への差別を
問題視しないくせに、イギリス人からの差別には耐えられない矛盾すら意識しない、卑劣な差別主義者でしかない。
彼はガンジーの平和路線と対立しながらも、ガンジーですら見せていた、不可触民の存在への問題意識は欠いていた。

不可触民解放運動リーダーの血の叫び!を以下に記述する。
http://www.amazon.co.jp/不可触民の道-三一新書-920-山際-素男/dp/4380820025

山際素男 『不可触民の道』三一書房、1982
152頁
  ガンジーについて、一言私の意見を述べておきましょう。 
  私たちは、ガンジーが何を語ったかについて大した関心を払っていません。
 インドの独立に彼が果した歴史的役割を軽視する積りもありません。…(中略)…
  ガンジーの思想には明らかな矛盾があるのです。カースト的農村秩序を破壊せず、
 不可触制だけを取り除く、という考えがそれです。