聖絶はどの宗派も「ものの例え」として扱い、けして現実のことととらえるべきではないとするのが通例ですがね。
キリスト教はもとよりユダヤ教も。
中世以来、聖書は歴史書としてではなく「寓話集」として扱われてきた経緯がある。
それだけに、18世紀の啓蒙主義と科学的精神が作り出した19世紀以降の実証的研究により、
聖書の記述に実際の歴史を反映した部分がある、とわかってきたことは、信仰に大きな動揺を与えたとされる。
またそれが、原理主義者を生み出すことにもなった。
啓蒙主義と科学的精神が、宗教原理主義を直接に作り出したと言える。