【シャルリとは誰か】E・トッド【家族システムの起源】 [無断転載禁止]©2ch.net
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予言云々をウリにするのは出版社側の都合であって、本人は別に悔しくもないだろ つねに枕詞になるソ連崩壊の予想にしたってだな、それを書いた『最後の転落』は25歳時点の著作だ 渡英してケンブリッジで家族システム研究を始める前だから、自身の学術的業績とは離れた話でしかない 予言については本人が最近は出来ないって言ってたような つか>>224 は雰囲気で書いてるだけでしょ 最近の「予言」をあげてみると イギリスのEU(ドイツ帝国)離脱→見事に的中 米大統領選で両候補の勝つ確率は五分五分→トランプ勝利だが得票数はクリントンを下回る 国民戦線がフランスの中心部を掌握する確立はゼロ →決選投票に進むも得票率は三分の一、国民議会選挙でも大敗 といったところだろうか インタビューなどを読んでも最近は無暗に将来の予想をすることは 避けているみたいだし、今後は今までの研究の総決算的な著述を行っていくのだろう しかしトッド最大最古の予言はユーロとEUの消滅だが氏のご存命のあいだに この光景を見ることはあるのだろうか イタリア、離脱しかねないぞ。 五つ星運動が根付いている。 EU崩壊を防ぐために、EUの無実化が行われるかも。 途中送信してしまった。 マクロン新党に関しての予言的コメントがなかったのが、ちょっと残念だったかなと思う。 なにげに、フランス政治&ヨーロッパ政治のターニングポイントになる可能性を秘めている。 やや陰謀論的に言えば、フランクフルターたちは、 あまりに頑迷でエゴイスト過ぎるショイブレ第四帝国を見限ったんじゃないか? 気がつけば、フランスがEUのコアを再度奪取して、 パリ盆地的普遍原理に基づくフランス帝国的EUを、再構築していくのかもしれない。 その過程では、最後までVolkに執着するドイツは敵役でしか無い。 ドイツが潰されるか、現存EUが自壊するかはわからないけど。 >>229 五つ星はなぁ。統一イタリアは、第四帝国以上にまとまりとしての必然性がない。あれは無理だと思うぞw フランクフルターはグローバリストの暴走に何も対処出来なかったな。 寧ろ幇助する側になってしまった。 イギリス(イングランド)が絶対核家族なのって家族の起源的にはどう説明してたの? やっぱり、デンマークあたりのヴァイキングが発祥だったのか するとヴァイキングは女性の地位が相対的に高かったのかねぇ >>233 イングランドを征服したフランス・ノルマン人はカロリング王朝の 影響を受けた長子相続システムを持っていたらしい そうしたシステムはイングランドの農村地帯にも浸透していったが 荘園と大規模農業運営で包括された農民たち(相続するものがない)はそうした直系家族の 方式への抵抗があった イングランドの荘園の農奴や農民は12〜13世紀あたりから賃金労働制に なり、ヨーマンの台頭と貴族(ノルマン以来の直系家族)の没落が農民の 解放を決定付けた。 それでも世代が完全に分離してしまう絶対核家族が正常に機能するには 農村共同体や国家による付与が必要であったらしく、このあたりが絶対核家族 地帯が近代的な国家建設をいち早く進め、公的福祉にも熱心な点だと思う https://www.youtube.com/watch?v=yaF5FcB2TYk ザ・ノンフィクション 農家の娘よ、美しく! 涙の婿取り大作戦 直系家族いうても日本は婿養子に全然寛容だからなぁ 欧州の家督相続とは条件が全然違うから断絶しにくくて長く続くんだわ にしても260年続いたからと農家も苗字残すことに執着するんだなぁ、面白い 血よりも姓なんだなぁ、ぜんぜん血縁社会じゃないんだわ 戦後皇籍離脱した皇族って男系でも600年遡らないと天皇に辿れないんだよなぁ 戦後半世紀でもう一般人なんだよ、帝王教育とかもないし行いで尊敬集める今の皇室を 担うには論争もあるのも納得なんだわ とはいえ悠仁の将来の嫁のプレッシャーも凄すぎるし男子生めなかったら雅子妃みたいに不幸になる 国民の象徴である以上、今の時代に側室も離婚もありえないし、皇太子妃が不幸になるのも国民半分の感情つまり 女性からしたら反発もあるんだろうな とすると落としどころは愛子さまみたいな内親王に旧皇族から婿養子迎えて宮家作るってところだよな 一部の保守論壇が重視するY系遺伝子()も継承されるし そもそも皇室の歴史でも断絶の危機があった際に滅茶苦茶遠い縁戚から養子迎えて無理やり存続させたしな 土地とか目に見えて相続される財産持ってる農家だと相続に執心するのもわかるわ 時代として少子化していくと娘にしか恵まれないという問題は、皇族と等しく現代の相続制の課題だな だからそういう農家も皇室の存続問題の解決に強い関心があるのだろうな ただ一人娘からすると入り婿して欲しくても相手が長男の可能性が、少子化と共に高まるし難易度は上がる一方 直系家族型を存続させるなら夫婦別姓、そうでなければ核家族化への移行しかないのかね もともと核家族社会だと(特に絶対核家族)グラントリノみたいに全く民族も文化も違うが気に入った相手の移民の青年に 精神的な文化(アメリカの精神)の継承という方向にすら向かうのだろうな、それは究極の選択肢だわな 家の存続の為に入り婿にこだわって自身の幸福を(場合によっては)犠牲するか、 親の期待を裏切り場合によっては感情の断絶を招いても相手の家に入るか 両方が円満にまとまるケースの方が少子化の時代、レアかもしれないとすると 親か恋人かのジレンマに引き裂かれる娘ってのは不憫だわなぁ ドイツや韓国でも同じような悩み抱えた娘さんいるのかねぇ 中国なんかは一人っ子政策で両親には失望されるし、外婚制共同体だから 嫁いだ先でも奴隷扱いされて悲惨だし、男性よりも女性が突出して自殺率高いのはわかるわ 核は偏在こそ危ういって… アメリカも及び腰だしどうなることか >>237 グラン・トリノの主人公はポーランド系、相手役の青年は モン族の出身という設定だが面白いことにトッドの分類だとこの両民族は 一時的同居を伴う核家族という同じ家族システムになる あの映画は子供が独立して一人暮らしの老人が自分の最大の遺産で ある車を第三者の移民に相続させるという、世代分離と遺言の自由な行使 という絶対核家族イデオロギーの典型例であるともいえるが、直系家族 の日本では多民族、多人種の人間に自分の精神的な象徴を受け渡す ということはありえないだろう >>238 ドイツはフランスやアングロサクソンの純粋核家族の文化からの影響 が強いから、女性の権利向上への関心も高いだろうが 韓国女性の整形への異常な志向(しかも皆同じような顔)や 中国の男女出生率の異常な比率などからは不穏な何かを感じる 女性の社会ステータスが最悪な中東イスラーム圏が未曽有の混乱状態に あることからも女性が家族システムの支配下に置かれているか否かが 先進世界のバロメータでもあるのだろう >>240 韓国は回りが美人処にかこまれてるからな。 まぁ中国が男尊女卑の共同体家族で日韓はその影響を受けていまだに女性の社会的な地位は 諸々の指標の国際比較でまぁ低めなのはしょうがないんだわ 同じ共同体家族でもロシアは北欧の影響で女性の地位は例外的に高いからなぁ アフガンで女性の教育と地位向上したソ連時代から一転、タリバン時代は暗黒やったしな 旧い因習に囚われた山岳部族とパキスタン発の神学生がタリバンの温床だったしな メイの混迷 マクロンと全く同じ小池百合子 政治が面白い。 >>242 共同体家族の影響を受けてるなら、何で格差に納得してるんだ? 非正規は正規の6割の賃金だぞ 直系家族と共同体家族では格差に対するとらえ方は違うみたいだけどな 外婚制共同体家族の北インドとか、どうみても全体としては格差社会だと思うがな 一村落レベルのコミュニティー内での平等・不平等という意味では、ありうる話かもしれんが 個人的に、トッドの言うことには大小レベルでの相違に無頓着なアナロジーが多いように感じる 差違主義の方が結果の平等もたらして平等主義の方が結果的には差違主義の国より格差がある みたいな事書いてたろ 志向と結果の違いみたいな どうかなぁ・・・北インドの人々がミクロ単位以上のレベルでの平等を、希求しているようにすら見えないけど 19世紀以前の中国で、人々がマクロレベルでの平等を潜在的に志向していたのかという点も大いに疑わしい たとえば直系家族の地域と比べて、明確にその志向が垣間見える何らかの事象を思い浮かべることができない >>248 問題は英国ではない、EUなのだでは、日本は不平等を受け入れるから、 もっと酷い可能性もあると、どっちつかずなことを言ってたと思うが? マクロンの経済政策って間違えてるよね いまやるべきはEU離脱してフラン復活させて金融緩和と財政出動させて 失業率を下げることなのではないかと思う EU寄りすぎるから 移民は更に増えて EUの縛りがきつすぎるせいで 失業率が下がらずに庶民の不満がたまり 極論が持て囃されて ヒトラーみたいな勢力が出てきちゃうんじゃないかな デフレがヒトラーを生み出した そしてヒトラーがデフレを退治してしまった そこに歴史の教訓があるのに >>241 日本だと顔がアレでも胸と尻がおおきかったら稲○○美のようにプッシュしてもらえるけどな。 >>251 差違主義と結果の平等がセットなのに新自由主義で結果も不平等にしたらもっと酷くなるって意味のはず 世界の多様性見た方がいいかも 新自由主義の時代が終わって左翼も復権を謀ったけど新自由主義陣営以上に混乱してしまったな。 >>249 イデオロギーの内曝以前における、家族制度による先験性の表面化は 新ヨーロッパ大全に記された最初の移行期危機、つまり宗教改革による 地上の平等と天上の不平等(予定説→権威主義)と地上の不平等と天上の平等(カソリック→共同体家族) のような、表象の解読を行わないとわからないと思う。 つまりまだトッドがアジア地域の近世以前について、全般的な研究に至っていないだけ。 (個別的各論的なところでは論じたりもするが) そうすると、各地域の移行期のスタートがどこか、というところから始められると思うが。 個人的には科挙によって西欧より遥かに早く貴族層の解体と絶対王政を確立した中国や イスラムを受容する人が多かった(カースト制度から抜け出た人が多かった)北インドは 十分に平等への志向性を有していたと思う 家族システムにおける平等の度合いといっても個々の民族集団間で差異がある 例えばフランス革命における、王族も、独裁者も、弁護士も等しくギロチンで処刑する というのも平等だし、ソビエト樹立後の全ての階層を等しくシベリアへ送るのもまた 平等的価値観の現れ 決して穏便で安定的な近代シフトだけが平等的な家族集団の帰結とは限らない ヨーロッパ、日本はその人口密度と戸籍記録の充実、ともに近代化以降がスムーズに いったところからも量的研究には適していたのだろうが、他の文明圏にそれが適応できるかどうか はまた別問題であろう >>259 科挙は士大夫〜郷紳という上層階級を実質的な母集団としてるし、そもそも直系家族の朝鮮だって長期間やってた制度 科挙とかイスラムとか何となく平等っぽくみえる一事象を切り出して家族型と結びつけちゃうアナロジーが多いけど実態ともなってる? そんな印象が拭えない欧州以外に関するトッド理論 そもそもトッド理論が安易に一事象と家族型を結びつけちゃうアナロジーだしなぁ 得意の欧州史に関してでもね 訳者の石崎晴己が何かのあとがきで本国でもそういう批判があるとは述べてたね。 >>265 東の奇才、小室直樹が生きていたら会わせてみたい 大枠では外してないというのがトッドのすごいとこだと思うよ。 逆に統計的なデータが取りにくい分野に関しては、添え物みたいなものだと思って読んでる。 例えば一政策や制度を抜き出して家族型と結びつけるときとかね。 どんな地域にも多様な側面があると思うんだよね、例えばある面では平等で他面では不平等みたいな。 だからとある地域に対して、あなた方はこの家族型だから平等志向だよ(或いは不平等を許容するよ)ってのはどうとでも言える。 これ性格占いなんかと似たものを感じるんよ、あなた表面では明るく振舞ってますけど本当は寂しがりやですね・・・みたいな。 >>262 まず前提として、>>259 の後段はトッド理論でなく個人的な考察なので念のため (インド北部とムスリムの増加については、触れていたかもしれないが) 貴族的な血統上の官職の継承を制度的に是認するのでなく皇帝子飼いの官吏のみに一元化したことが 平等主義の顕在点として挙げられるのではないかと、考えただけ。 トッド自身も共同体家族の共産主義はソビエト的人間に全ての人間を還元することを 目指したと記述しているように、普遍主義といった方がしっくり来るかもしれないが それから、平等的価値観を志向するからといって、現実に平等を達成出来るかは別問題なのはソ連を見ても自明のこと 朝鮮については。中国では律令制の崩壊に伴って無実化した賎民階層が近代まで 残っていて、奴婢は科挙の受験資格が無いなどローカライズされている 東独が表は共産主義をソ連に押し付けられて内部で独自の受容を行ったのと同じように それに同じ直系家族の日本は科挙を定着化し得なかった点から言えば、中国の影響度という変数もまた考慮すべき点 アナロジーというのは便利な言葉かもしれないが、それこそ「実態」を見るべきだと思うが アナロジーと安直に言っても、それがトッドのどの説明に対して、どういった不整合があるからアナロジーなのか その点について誰も具体的に論理立てて指摘出来ないというのも変な話。それはあくまで感想の範疇で それではトンデモという言葉も残念だが裏打ちの無い中傷に過ぎない。 トッドが著述しているのは一事象でなく、長い時間的・空間的幅を持って多岐に渡っている。 それから、トッド理論もトッド自身でも「仮説」としか表現していない。 史学や社会学・政治学という目に見えない分野は多義的な方向性と相関性を持っているんだから、その事実を著述することをもって どうとでも言えるといったってね。(こんな複雑な分野で完全に白黒つけられるモデルがあるなら、それこそオカルトの類だろう) トッドのデータの選択や論理の立て方に恣意的なものを感じるなら、自分で検証してみないと永遠に分からないと思うわ。 結論ありきでこれまでの予測を当ててたら、それこそ「ホンモノ」になりそうだが 「シャルリとは誰か」「不均衡という病」では自身の家族システム理論、人口学的理論 から少し離れた、フランスの地域的な理論に発展しているが、家族形態がかつての8類型 から15類型に発展したことによって単純なイデオロギー的議論から全世界的な国家形成 の理論に経過しているのも事実 充分に発展した先進国ではすでに高等教育とそれについていけない既存価値観の ゾンビたちによる相克が目下の問題点になっている。(欧米エリートたちがいまだに統括できない Brexit,トランプ当選...) それこそ部分的な分析をしようとするなら社会学、心理学の分野に足を踏み入れることに なりそうだし,トッドとしてはそこまで追求したくはないのだろう >>273 これからは小室直樹のような、専門分野だけでなく横断する人が求められてるのかもしれない この人の考え方や理論は結構更新されてるようなんだけど、今に追い付くには、どういう順で何を読んでいけばいい? >>276 検索したら変顔が出てきたんだけど、この人って怪しい人? >>277 トッドのキャリアは「最後の転落」におけるソ連の人口学的な衰退の分析 から始まっているが、氏の家族人類学を包括的にしりたいなら「世界の多様性」「新ヨーロッパ大全」 をまず読み、「移民の運命」「経済幻想」といった家族システムの発展による国家の変容を 眺めていくいき、「シャルリとは誰か」「不均衡という病」における現代フランスのトッドの 最新の分析を見ていくことをお勧めする。 世界史板的には人類史における家族形態の更新をつぶさに分析した「家族システムの起源」 が必読。 文春の新書にはトッドの最近のインタビューの翻訳があるのでそれを参照してもよい https://togetter.com/li/494628?page=5 稲葉振一郎 @shinichiroinaba 2013-04-28 22:30:32 誰も人口学の成果をちゃんとリファーしてあげていない問題について。トッドみたいなはったり野郎だけが歴史人口学ではないですよ。 返信 2 稲葉振一郎 @shinichiroinaba 2013-04-28 22:31:21 人口を内生化する試みなんか理論経済学でもずっと前からやられている。思弁的というならトッドの類型論だって思弁的。どっちもそれなりに注意して読めば学ぶところはあり。 返信 0 稲葉振一郎 @shinichiroinaba 2013-04-28 22:32:15 人口内生化に先鞭をつけたのは経済学嫌いの皆さんが中でも毛嫌いされるだろうシカゴ学派の権化ゲイリー・ベッカー。 返信 1 稲葉振一郎 @shinichiroinaba 2013-04-28 22:34:31 人口内生化と人的投資論を組み合わせた上で人類史を理論的に展望した最新の成果はOded GalorのUnified growth theory。 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0691130027/interactivedn-22/ 返信 0 稲葉振一郎 @shinichiroinaba 2013-04-28 22:36:41 しかし「成長は当然有限」とみなさんおっしゃるが成長の単位は突き詰めれば人間にとっての効用ですから、人間の資源利用効率が上がれば物理的制約にもかかわらず成長が無限に続く可能性は理論的にはあります。イーガン『ディアスポラ』の世界みたいに。 稲葉に言わせるとトッドははったり野郎で思弁的だったのか トッドの発見は、論理的思考から出発したわけではないし、 こいつが紹介したピケティ本と同じく地道な実証研究なんだがな 本人は実用主義とまで言ってるし てっか、こいつは逃げ回ってるよね http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51734107.html 現代の問題は新自由主義、フランクフルト学派、ポストモダンの副産物としての歪みだよな。 >>279 多いですね、頑張って読んでみます。ありがとうございました。 家族システムの起源で思い出したけど インドネシアが思ったより古くない家族システムで意外だったな… 地理的には周縁地域なんだけど日本の直系家族みたいに伝播でなく勝手に発生した漢字なんだろうか 同著を確認してみたが インドネシアの各民族集団のほとんどは近接同居型ないし統合型の 核家族でユーラシア大陸周辺部の原始的核家族形態の典型的な痕跡 であると感じた ただこの国は家族システムとしては最新のイスラームの内婚型父方共同体家族 や旧宗主国のオランダの絶対核家族等他文明の影響が強いため 同じ島国でも独立した歴史を歩んできた日本と同じくするのは難しいだろう とりあえず鹿島茂の『エマニュエル・トッドで読み解く世界史の深層』から手を出してみたけど この本ってどれくらいトッドに忠実なの? >>285 トッド理論に忠実かどうかを何をもって定義するのかにも よるがかなり我田引水に氏の考えを引用して独自の構想に発展させている ことも確かな新書だったと思う。 直系家族システムを基軸として明治維新や大日本帝国を説明しているが 実際どの程度権威主義的な家族構造が国家レベルにまで影響を与えたかはかなり 詳細に各地方ごとの人口、家族動態を分析しないと判明しないと思うのであくまで 話半分に読めばよいと思うが 日本の歴史人口学について知りたいならやはり先駆者の速水融教授の著作を読んだ ほうがよいかと 300Pくらいはあるので苦しいとは思うが、やはり本人が書いた本を読むのが一番 専門書の方は、将来文庫で出ても図が崩れてしまうので、結局はハードカバーで読まないといけない >>286 ありがとう。最後まで通して読んだら割とトンデモ本に近かったわ…… さすがにトッド先生がこんなことは言ってないと思いたい https://www.amazon.co.jp/dp/4794810733%3FSubscriptionId%3D1A22VQWBAGYA06XAJFR2%26tag%3Dmdmk-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4794810733 グローバル・ジハードのパラダイム: パリを襲ったテロの起源 本書は、イスラム主義の過激な派生現象としてのジハーディズムと、移民とその子孫が構成する「フランスのイスラム教」とに焦点をあて、 パリを襲ったテロの「起源」を描き出す。ヨーロッパ市民として育った若いイスラム教徒や改宗者が、家族環境、社会・経済・政治状況に方向づけられつつ、 >「アルカイダ後のジハード」の遂行者に変貌するプロセスのケーススタディである。ウェブ時代にあってイデオロギーの拡散に国境はない。日本人犠牲者も出た。 >本書を通じて浮かび上がるグローバル・ジハードのパラダイムは、ジハーディズムの今後の変転と世界の根本課題を再点検する上で、重要な示唆となろう。 >エマニュエル・トッド『シャルリとは誰か?』への批判的論考を含む注目作。 >>289 ホモが発生しないのがおかしいレベル >>290 読んでみたいが4千円か 近くの大学図書館が買ってくれれば、他の図書館にも貸し出してくれるのだけどな >>289 中東おなじみの出稼ぎ労働者とかも含まれてんのかな 調べたらUAEの人口の87パーセントが外国籍なんだそうだ 単身であることが条件で家族は呼べない上に国籍取得は非常に困難 イラン人や南アジア系が多いようだ 人口は900万くらいなので800万人近くは出稼ぎの外国人と 石油天然ガスがあるとはいえそんな職があるのがすげぇな 経済的に不安定な人は、他人の言うことに耳を傾けない独裁的な政治家を支持しがちになる――。 英国の研究チームが、世界の14万人へのアンケートを分析した論文を、米科学アカデミー紀要に発表した。 http://www.asahi.com/sp/articles/ASK8D6SF8K8DULBJ003.html どんな論文か分からんが、生活改善の為に意思決定の早い政治家を必要としてるだけだと思う ただし、不安定を通り越してどうにもならん下層は、ナチスに投票してない https://www.youtube.com/watch?v=9rObcbUOr1Y ところで、teacupでのトッドの話題を見たので貼っておく http://8153.teacup.com/kure/bbs/39591 『サウスパーク』新作ゲームでは高難易度なほど主人公の肌が“黒色”に、痛烈な人種差別ジョークを盛り込む 2017年10月のリリースに向け開発が進められている「サウスパーク」ゲームの最新作『South Park: The Fractured But Whole』。 Eurogamerによるキャラクター作成シーンから冒頭のゲームプレイ映像が公開され、同作の難易度設定により主人公の肌の色が変化することが明らかとなった。 その仕様は、難易度が低いほど肌が白くなり、難易度が高いほど肌が黒くなるというもので、多数の海外メディアがニュースとして報じている。 難易度は全5段階あり、最高難易度では黒色人種に近い肌の色になる。もちろんこれは現実世界における有色人種や黒色人種への差別を突いた同作の痛烈なブラックジョーク。 難易度の選択中、原作の人気キャラクターであるカートマンはナレーションで、「心配するな、戦闘には影響しない。オマエの人生すべての面で関係あるだけだ」と伝える。 Eurogamerの記者Aoife Wilson氏とChris Bratt氏がUbisoftの開発者にたずねたところ、実際に選んだ難易度によって、ゲーム内では受け取るお金の量やNPCから主人公への話し方が変化するという。 以下ソース http://jp.automaton.am/articles/newsjp/20170908-54057/ http://jp.automaton.am/wp-content/uploads/2017/09/chaos-n-cronies-696x391.jpg カタルーニャがまじで独立しそうだな 直系家族型は根深い独立意識を持つというが 実現すればスペイン、カタルーニャ双方共倒れになりそうだが 佐藤さん沖縄と絡めてまた語りそうね スペインは倒れてもカタルーニャは倒れないだろ バルセロナはスペインを養ってる働き手みたいな都市だし EUから補助金は受けられなくなるし カタルーニャのGDPは20パーセントは落ちると予測されとるし >>296 第三帝国の指揮系統も独立してるんじゃないかと思えるくらいに、無茶苦茶だった これも直系家族の構造の問題なのだろうか? 米軍の方が柔軟なくせに中央集権的だった ナチス時代のドイツ軍の指揮系統の変遷は第一次世界大戦終結から見ればいい プロイセン軍の崩壊はある意味で共和的なナチスドイツ軍を産んだ原因になった 米軍は開戦前までは最低限の組織しかなくて戦争の危機で急激に増強したから 根幹組織は小さいのに規模は巨大だから中央集権にならざるを得ない 同時に伝統に縛られない人材も多い 軍隊は国家構成ほどは曖昧な物じゃないし統率者の思想が普通に影響するからそこまで家族構造は直結しないと思う ただまぁトッド自身が直系家族を語るのにナチスの陸海空と親衛隊とか 日本軍の陸海の確執を挙げてたからなぁ 平等主義家族が選挙で混乱して唯一の秩序組織である軍に頼るから独裁が往々にしてある、 は凄く説得力あるよな タイや中南米やポーランド、ナポレオンやムソリーニやフランコ ナチの敗因の一つが占領地帯の民衆をうまく味方につけられなかったはよく言われていること 特にスラブ人の扱いな 一部の外国人武装親衛隊という例外はあるが その辺は大日本帝国、アテネなど直系家族型に往々にしてある帝国としての限界というのもわかりやすい 米国はマニュアルや道標などが馬鹿でも分かる仕組みという合理性は移民の国ならではの特色かもな ドイツ人とスラブ人は東方植民以来の不倶戴天の敵同士だったんだから 家族制度とか関係なく軋轢は避けられなかったと思うが 第三帝国はヴェーアマハト(軍)が信用されていない(総統暗殺未遂多数)から複数の組織が敵対し合う仕組み 社会主義共産圏みたいに軍が党に完全に監視下におかれて隷属しているに近いかもな 華北戦記なんか読んでいたら八路軍もエリートは若い雄弁なオーガナイザーたちで 彼らが民衆を扇動して勢力を増やすはとても合理的な仕組みだな 日本軍みたいに駐屯する村以外は略奪しまくるんじゃ孤立して治安コストが上がる一方 まぁ旧軍の点と線で要塞に篭る取り組みもアフガンのソ連軍のやり方と似ているな ソ連は女性の地位の向上と識字率の向上に寄与したがサウジやパキスタンとその背後のアメリカに 扇動されたジハードに屈するわけだけど 同じ家族型でも国民党軍と八路軍の明暗を分けたのは面白いな、日本軍は終戦後も国民党軍と共闘したりもしたわけだが 家族型の区別を考えるなら近代以前の方が分かりやすいのかね、小貴族が多い直系型(南仏、日本、ドイツ、ベネチア) アメリカ軍の合理主義とローマ帝国・・・ そもそもプロイセン人なんてものはドイツ化したスラブ人なんでないの スラブ人といっても東欧には色々いるし、現在ドイツで同化の成功例として挙げられる ユーゴスラヴィア系もいるし 日本は台湾は積極的に同化しているから直系の帝国もやりようはあったのかもしれない >>302 >米国はマニュアルや道標などが馬鹿でも分かる仕組みという合理性は移民の国ならではの特色かもな だとすると、南米もそういうのは多いのだろうか? 丸山眞男は宗教と世俗の一致や工業化の遅れをファシストの原因としてるのに対し、 トッドは更に農業や家族にまで遡っているから恐ろしい 彼以上に遡るとしたら、次は農業に必要な資源にまでいくのだろうか? https://www.youtube.com/watch?v=XqvJMzFXy2c >>3 >>4 Wikipediaに書き込みたいが、あれはどこまで書いて良いのだろうな? トクヴィルが見たアメリカは過去のものとなり、トッドの予想したアメリカへ http://www.u-keiai.ac.jp/iss/ke_ronbun/2008/upload/20140206-145922-6279.pdf 結社、宗教、政治参加 ヨーロッパと違い資産のない人ばかりいて、働いてるのではなくなった 宗教も個人主義を抑えらなかった 自発的結社の一員として地域から政治参加することがなくなり、1%の少数の専門家が提唱し管理する政治へ アメリカのコミュニティ かつて工業を支えたデトロイトは寂れて、低学歴や福祉依存の人しか残ってない 小さな政府を推進した結果、私設管理団体が公共財を牛耳っており、地域によってサービスが違う そんな都市の煩わしさを離れたゲーテッド・コミュニティに逃げ込む人々 ロサンゼルス近郊にあるコト・デ・カザはその一例で、高学歴ばかりで平均年齢35歳 人種や階級でなく経済的結び付きによって安心を得ており、外部に無関心 Coto de Caza 参考価格 http://www.ocexecutives.com/coto-de-caza-real-estate.php エマニュエル・トッドの主たるテーマの一つはそれぞれの家族制度による移民の同化にあると思う 本邦でもトッドは人気だが(本国フランスを除いて一番売れているのは日本なんじゃないだろうか) 来るべき将来において移民を如何に穏便に同化する処方箋としてトッドに関心を寄せる読者も少なからずいるようにも思う だとすると、国民統合の象徴としての皇室(天皇)制度と移民の関係を考えるのも面白いのではないか かつて大日本帝国は戦後の日本よりも他民族を同化することに熱心で普遍主義に熱心だったと、ある意味では言えるだろう 後醍醐天皇は網野史観ではないが非人など周縁の人々を糾合し倒幕を成し遂げた 移民に支持され拠り所になるような天皇制の再解釈とはなんだろうか 大英帝国全盛期には植民地下の原住民たちの エリザベスへの忠誠が円滑な帝国運営にいささか寄与したらしいが 帝国主義時代ならともかく現代のロンドンでクルアーンを唱え道端で礼拝を しているようなムスリムがエリザベス2世(英国国教会首長)をわずかでも 敬愛しているとは考えにくい 日本においてもある意味一個人、一家族にすぎない天皇、皇室に対して 共同体家族のイスラム教徒と核家族のキリスト教徒たちがそこまで敬意を持つとは思えない 万世一系の物語に彼らを組み込むのは、 旧約聖書を新約聖書並みに進歩させて受け入れないと不可能 神社すら日本が負けたらあっという間に壊されたのだから、本音の部分では従いたくなかった 家族構造と採用方法の類似点を挙げてた人が過去スレいたが、そう思う人は他にもいるようだ 真実だとすると、この国の閉塞感を変えるのは難しい しかもこの前のように敗戦することも出来ないから、自分たちで変えていかないといけない http://blogos.com/article/189804/ カタルーニャが大変なことになってるな 警察で投票阻止の実力行使とか 将来の沖縄だな 権威主義家族らしく独立してしまった 何でフランス政府はこの人を重用しないのだろう このままスペインが実力行使で弾圧し続けたらバスクの二の舞だろうなぁ 爆弾テロが相次ぐようになるのかねぇ トッドが言ってたように、欧州連合という存在が、各国の民族意識を奮い立たせたようなところがあるからな まぁ欧州は自然国境ある日本と違ってしょっちゅう地図が変化しまくるんだから 通常運転なのかねぇ >>314 沖縄のケースは地域云々よりも左翼の特性だな。 追い込まれて沖縄で局地戦をやっている。 まるで彼らが日頃から批判してる旧日本軍の如く。 散々捨て石にされて、土地は接収されるわ、観光業に移り変わりたいのに基地だらけ 沖縄県民斯ク戦ヘリ 県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ って、全く果たしてないではないか 潮目は変わったと…あとはどんな風に変わるかだが。 イギリスのEU離脱がトッドの言う穏やかな保護主義なら 東アジアの場合はなかなか荒れそうな感じだね もっともウチんとこの首相はさらなる自由化進めようとしてるけど 安倍は何から何までこの国を売り払って、日本って看板だけ残しておくつもりだろうな。 まァ心配すんな。 安倍は勝手に失政で消える。 そして、暫くは大きな力を持つ政党の存在しない混乱期が訪れる。 そんな中、現れるんだろう。 日本にも漸く、世界史的なポピュリストが。 内政では再分配を主張し、外交ではタカ派を使い分ける政治家がね。 >>324 憲法が改正されない限りはずっと安倍だろうな。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
read.cgi ver 07.5.5 2024/06/08 Walang Kapalit ★ | Donguri System Team 5ちゃんねる