【シャルリとは誰か】E・トッド【家族システムの起源】 [無断転載禁止]©2ch.net
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直系家族と共同体家族では格差に対するとらえ方は違うみたいだけどな 外婚制共同体家族の北インドとか、どうみても全体としては格差社会だと思うがな
一村落レベルのコミュニティー内での平等・不平等という意味では、ありうる話かもしれんが
個人的に、トッドの言うことには大小レベルでの相違に無頓着なアナロジーが多いように感じる 差違主義の方が結果の平等もたらして平等主義の方が結果的には差違主義の国より格差がある
みたいな事書いてたろ
志向と結果の違いみたいな どうかなぁ・・・北インドの人々がミクロ単位以上のレベルでの平等を、希求しているようにすら見えないけど
19世紀以前の中国で、人々がマクロレベルでの平等を潜在的に志向していたのかという点も大いに疑わしい
たとえば直系家族の地域と比べて、明確にその志向が垣間見える何らかの事象を思い浮かべることができない >>248
問題は英国ではない、EUなのだでは、日本は不平等を受け入れるから、
もっと酷い可能性もあると、どっちつかずなことを言ってたと思うが? マクロンの経済政策って間違えてるよね
いまやるべきはEU離脱してフラン復活させて金融緩和と財政出動させて
失業率を下げることなのではないかと思う
EU寄りすぎるから
移民は更に増えて
EUの縛りがきつすぎるせいで
失業率が下がらずに庶民の不満がたまり
極論が持て囃されて
ヒトラーみたいな勢力が出てきちゃうんじゃないかな
デフレがヒトラーを生み出した
そしてヒトラーがデフレを退治してしまった
そこに歴史の教訓があるのに >>241
日本だと顔がアレでも胸と尻がおおきかったら稲○○美のようにプッシュしてもらえるけどな。 >>251
差違主義と結果の平等がセットなのに新自由主義で結果も不平等にしたらもっと酷くなるって意味のはず
世界の多様性見た方がいいかも 新自由主義の時代が終わって左翼も復権を謀ったけど新自由主義陣営以上に混乱してしまったな。 >>249
イデオロギーの内曝以前における、家族制度による先験性の表面化は
新ヨーロッパ大全に記された最初の移行期危機、つまり宗教改革による
地上の平等と天上の不平等(予定説→権威主義)と地上の不平等と天上の平等(カソリック→共同体家族)
のような、表象の解読を行わないとわからないと思う。
つまりまだトッドがアジア地域の近世以前について、全般的な研究に至っていないだけ。
(個別的各論的なところでは論じたりもするが)
そうすると、各地域の移行期のスタートがどこか、というところから始められると思うが。
個人的には科挙によって西欧より遥かに早く貴族層の解体と絶対王政を確立した中国や
イスラムを受容する人が多かった(カースト制度から抜け出た人が多かった)北インドは
十分に平等への志向性を有していたと思う 家族システムにおける平等の度合いといっても個々の民族集団間で差異がある
例えばフランス革命における、王族も、独裁者も、弁護士も等しくギロチンで処刑する
というのも平等だし、ソビエト樹立後の全ての階層を等しくシベリアへ送るのもまた
平等的価値観の現れ
決して穏便で安定的な近代シフトだけが平等的な家族集団の帰結とは限らない
ヨーロッパ、日本はその人口密度と戸籍記録の充実、ともに近代化以降がスムーズに
いったところからも量的研究には適していたのだろうが、他の文明圏にそれが適応できるかどうか
はまた別問題であろう >>259
科挙は士大夫〜郷紳という上層階級を実質的な母集団としてるし、そもそも直系家族の朝鮮だって長期間やってた制度
科挙とかイスラムとか何となく平等っぽくみえる一事象を切り出して家族型と結びつけちゃうアナロジーが多いけど実態ともなってる?
そんな印象が拭えない欧州以外に関するトッド理論 そもそもトッド理論が安易に一事象と家族型を結びつけちゃうアナロジーだしなぁ
得意の欧州史に関してでもね 訳者の石崎晴己が何かのあとがきで本国でもそういう批判があるとは述べてたね。 >>265
東の奇才、小室直樹が生きていたら会わせてみたい 大枠では外してないというのがトッドのすごいとこだと思うよ。
逆に統計的なデータが取りにくい分野に関しては、添え物みたいなものだと思って読んでる。
例えば一政策や制度を抜き出して家族型と結びつけるときとかね。 どんな地域にも多様な側面があると思うんだよね、例えばある面では平等で他面では不平等みたいな。
だからとある地域に対して、あなた方はこの家族型だから平等志向だよ(或いは不平等を許容するよ)ってのはどうとでも言える。
これ性格占いなんかと似たものを感じるんよ、あなた表面では明るく振舞ってますけど本当は寂しがりやですね・・・みたいな。 >>262
まず前提として、>>259の後段はトッド理論でなく個人的な考察なので念のため
(インド北部とムスリムの増加については、触れていたかもしれないが)
貴族的な血統上の官職の継承を制度的に是認するのでなく皇帝子飼いの官吏のみに一元化したことが
平等主義の顕在点として挙げられるのではないかと、考えただけ。
トッド自身も共同体家族の共産主義はソビエト的人間に全ての人間を還元することを
目指したと記述しているように、普遍主義といった方がしっくり来るかもしれないが
それから、平等的価値観を志向するからといって、現実に平等を達成出来るかは別問題なのはソ連を見ても自明のこと
朝鮮については。中国では律令制の崩壊に伴って無実化した賎民階層が近代まで
残っていて、奴婢は科挙の受験資格が無いなどローカライズされている
東独が表は共産主義をソ連に押し付けられて内部で独自の受容を行ったのと同じように
それに同じ直系家族の日本は科挙を定着化し得なかった点から言えば、中国の影響度という変数もまた考慮すべき点
アナロジーというのは便利な言葉かもしれないが、それこそ「実態」を見るべきだと思うが アナロジーと安直に言っても、それがトッドのどの説明に対して、どういった不整合があるからアナロジーなのか
その点について誰も具体的に論理立てて指摘出来ないというのも変な話。それはあくまで感想の範疇で
それではトンデモという言葉も残念だが裏打ちの無い中傷に過ぎない。
トッドが著述しているのは一事象でなく、長い時間的・空間的幅を持って多岐に渡っている。
それから、トッド理論もトッド自身でも「仮説」としか表現していない。
史学や社会学・政治学という目に見えない分野は多義的な方向性と相関性を持っているんだから、その事実を著述することをもって
どうとでも言えるといったってね。(こんな複雑な分野で完全に白黒つけられるモデルがあるなら、それこそオカルトの類だろう)
トッドのデータの選択や論理の立て方に恣意的なものを感じるなら、自分で検証してみないと永遠に分からないと思うわ。
結論ありきでこれまでの予測を当ててたら、それこそ「ホンモノ」になりそうだが 「シャルリとは誰か」「不均衡という病」では自身の家族システム理論、人口学的理論
から少し離れた、フランスの地域的な理論に発展しているが、家族形態がかつての8類型
から15類型に発展したことによって単純なイデオロギー的議論から全世界的な国家形成
の理論に経過しているのも事実
充分に発展した先進国ではすでに高等教育とそれについていけない既存価値観の
ゾンビたちによる相克が目下の問題点になっている。(欧米エリートたちがいまだに統括できない
Brexit,トランプ当選...)
それこそ部分的な分析をしようとするなら社会学、心理学の分野に足を踏み入れることに
なりそうだし,トッドとしてはそこまで追求したくはないのだろう >>273
これからは小室直樹のような、専門分野だけでなく横断する人が求められてるのかもしれない この人の考え方や理論は結構更新されてるようなんだけど、今に追い付くには、どういう順で何を読んでいけばいい? >>276
検索したら変顔が出てきたんだけど、この人って怪しい人? >>277
トッドのキャリアは「最後の転落」におけるソ連の人口学的な衰退の分析
から始まっているが、氏の家族人類学を包括的にしりたいなら「世界の多様性」「新ヨーロッパ大全」
をまず読み、「移民の運命」「経済幻想」といった家族システムの発展による国家の変容を
眺めていくいき、「シャルリとは誰か」「不均衡という病」における現代フランスのトッドの
最新の分析を見ていくことをお勧めする。
世界史板的には人類史における家族形態の更新をつぶさに分析した「家族システムの起源」
が必読。
文春の新書にはトッドの最近のインタビューの翻訳があるのでそれを参照してもよい https://togetter.com/li/494628?page=5
稲葉振一郎 @shinichiroinaba 2013-04-28 22:30:32
誰も人口学の成果をちゃんとリファーしてあげていない問題について。トッドみたいなはったり野郎だけが歴史人口学ではないですよ。
返信 2
稲葉振一郎 @shinichiroinaba 2013-04-28 22:31:21
人口を内生化する試みなんか理論経済学でもずっと前からやられている。思弁的というならトッドの類型論だって思弁的。どっちもそれなりに注意して読めば学ぶところはあり。
返信 0
稲葉振一郎 @shinichiroinaba 2013-04-28 22:32:15
人口内生化に先鞭をつけたのは経済学嫌いの皆さんが中でも毛嫌いされるだろうシカゴ学派の権化ゲイリー・ベッカー。
返信 1
稲葉振一郎 @shinichiroinaba 2013-04-28 22:34:31
人口内生化と人的投資論を組み合わせた上で人類史を理論的に展望した最新の成果はOded GalorのUnified growth theory。 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0691130027/interactivedn-22/
返信 0
稲葉振一郎 @shinichiroinaba 2013-04-28 22:36:41
しかし「成長は当然有限」とみなさんおっしゃるが成長の単位は突き詰めれば人間にとっての効用ですから、人間の資源利用効率が上がれば物理的制約にもかかわらず成長が無限に続く可能性は理論的にはあります。イーガン『ディアスポラ』の世界みたいに。
稲葉に言わせるとトッドははったり野郎で思弁的だったのか
トッドの発見は、論理的思考から出発したわけではないし、
こいつが紹介したピケティ本と同じく地道な実証研究なんだがな
本人は実用主義とまで言ってるし
てっか、こいつは逃げ回ってるよね
http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51734107.html 現代の問題は新自由主義、フランクフルト学派、ポストモダンの副産物としての歪みだよな。 >>279
多いですね、頑張って読んでみます。ありがとうございました。 家族システムの起源で思い出したけど
インドネシアが思ったより古くない家族システムで意外だったな…
地理的には周縁地域なんだけど日本の直系家族みたいに伝播でなく勝手に発生した漢字なんだろうか 同著を確認してみたが
インドネシアの各民族集団のほとんどは近接同居型ないし統合型の
核家族でユーラシア大陸周辺部の原始的核家族形態の典型的な痕跡
であると感じた
ただこの国は家族システムとしては最新のイスラームの内婚型父方共同体家族
や旧宗主国のオランダの絶対核家族等他文明の影響が強いため
同じ島国でも独立した歴史を歩んできた日本と同じくするのは難しいだろう とりあえず鹿島茂の『エマニュエル・トッドで読み解く世界史の深層』から手を出してみたけど
この本ってどれくらいトッドに忠実なの? >>285
トッド理論に忠実かどうかを何をもって定義するのかにも
よるがかなり我田引水に氏の考えを引用して独自の構想に発展させている
ことも確かな新書だったと思う。
直系家族システムを基軸として明治維新や大日本帝国を説明しているが
実際どの程度権威主義的な家族構造が国家レベルにまで影響を与えたかはかなり
詳細に各地方ごとの人口、家族動態を分析しないと判明しないと思うのであくまで
話半分に読めばよいと思うが
日本の歴史人口学について知りたいならやはり先駆者の速水融教授の著作を読んだ
ほうがよいかと 300Pくらいはあるので苦しいとは思うが、やはり本人が書いた本を読むのが一番
専門書の方は、将来文庫で出ても図が崩れてしまうので、結局はハードカバーで読まないといけない >>286
ありがとう。最後まで通して読んだら割とトンデモ本に近かったわ……
さすがにトッド先生がこんなことは言ってないと思いたい https://www.amazon.co.jp/dp/4794810733%3FSubscriptionId%3D1A22VQWBAGYA06XAJFR2%26tag%3Dmdmk-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4794810733
グローバル・ジハードのパラダイム: パリを襲ったテロの起源
本書は、イスラム主義の過激な派生現象としてのジハーディズムと、移民とその子孫が構成する「フランスのイスラム教」とに焦点をあて、
パリを襲ったテロの「起源」を描き出す。ヨーロッパ市民として育った若いイスラム教徒や改宗者が、家族環境、社会・経済・政治状況に方向づけられつつ、
>「アルカイダ後のジハード」の遂行者に変貌するプロセスのケーススタディである。ウェブ時代にあってイデオロギーの拡散に国境はない。日本人犠牲者も出た。
>本書を通じて浮かび上がるグローバル・ジハードのパラダイムは、ジハーディズムの今後の変転と世界の根本課題を再点検する上で、重要な示唆となろう。
>エマニュエル・トッド『シャルリとは誰か?』への批判的論考を含む注目作。 >>289
ホモが発生しないのがおかしいレベル
>>290
読んでみたいが4千円か
近くの大学図書館が買ってくれれば、他の図書館にも貸し出してくれるのだけどな >>289
中東おなじみの出稼ぎ労働者とかも含まれてんのかな 調べたらUAEの人口の87パーセントが外国籍なんだそうだ
単身であることが条件で家族は呼べない上に国籍取得は非常に困難
イラン人や南アジア系が多いようだ
人口は900万くらいなので800万人近くは出稼ぎの外国人と
石油天然ガスがあるとはいえそんな職があるのがすげぇな 経済的に不安定な人は、他人の言うことに耳を傾けない独裁的な政治家を支持しがちになる――。
英国の研究チームが、世界の14万人へのアンケートを分析した論文を、米科学アカデミー紀要に発表した。
http://www.asahi.com/sp/articles/ASK8D6SF8K8DULBJ003.html
どんな論文か分からんが、生活改善の為に意思決定の早い政治家を必要としてるだけだと思う
ただし、不安定を通り越してどうにもならん下層は、ナチスに投票してない
https://www.youtube.com/watch?v=9rObcbUOr1Y
ところで、teacupでのトッドの話題を見たので貼っておく
http://8153.teacup.com/kure/bbs/39591 『サウスパーク』新作ゲームでは高難易度なほど主人公の肌が“黒色”に、痛烈な人種差別ジョークを盛り込む
2017年10月のリリースに向け開発が進められている「サウスパーク」ゲームの最新作『South Park: The Fractured But Whole』。
Eurogamerによるキャラクター作成シーンから冒頭のゲームプレイ映像が公開され、同作の難易度設定により主人公の肌の色が変化することが明らかとなった。
その仕様は、難易度が低いほど肌が白くなり、難易度が高いほど肌が黒くなるというもので、多数の海外メディアがニュースとして報じている。
難易度は全5段階あり、最高難易度では黒色人種に近い肌の色になる。もちろんこれは現実世界における有色人種や黒色人種への差別を突いた同作の痛烈なブラックジョーク。
難易度の選択中、原作の人気キャラクターであるカートマンはナレーションで、「心配するな、戦闘には影響しない。オマエの人生すべての面で関係あるだけだ」と伝える。
Eurogamerの記者Aoife Wilson氏とChris Bratt氏がUbisoftの開発者にたずねたところ、実際に選んだ難易度によって、ゲーム内では受け取るお金の量やNPCから主人公への話し方が変化するという。
以下ソース
http://jp.automaton.am/articles/newsjp/20170908-54057/
http://jp.automaton.am/wp-content/uploads/2017/09/chaos-n-cronies-696x391.jpg カタルーニャがまじで独立しそうだな
直系家族型は根深い独立意識を持つというが
実現すればスペイン、カタルーニャ双方共倒れになりそうだが
佐藤さん沖縄と絡めてまた語りそうね スペインは倒れてもカタルーニャは倒れないだろ
バルセロナはスペインを養ってる働き手みたいな都市だし EUから補助金は受けられなくなるし
カタルーニャのGDPは20パーセントは落ちると予測されとるし >>296
第三帝国の指揮系統も独立してるんじゃないかと思えるくらいに、無茶苦茶だった
これも直系家族の構造の問題なのだろうか?
米軍の方が柔軟なくせに中央集権的だった ナチス時代のドイツ軍の指揮系統の変遷は第一次世界大戦終結から見ればいい
プロイセン軍の崩壊はある意味で共和的なナチスドイツ軍を産んだ原因になった
米軍は開戦前までは最低限の組織しかなくて戦争の危機で急激に増強したから
根幹組織は小さいのに規模は巨大だから中央集権にならざるを得ない
同時に伝統に縛られない人材も多い
軍隊は国家構成ほどは曖昧な物じゃないし統率者の思想が普通に影響するからそこまで家族構造は直結しないと思う ただまぁトッド自身が直系家族を語るのにナチスの陸海空と親衛隊とか
日本軍の陸海の確執を挙げてたからなぁ
平等主義家族が選挙で混乱して唯一の秩序組織である軍に頼るから独裁が往々にしてある、
は凄く説得力あるよな
タイや中南米やポーランド、ナポレオンやムソリーニやフランコ
ナチの敗因の一つが占領地帯の民衆をうまく味方につけられなかったはよく言われていること
特にスラブ人の扱いな
一部の外国人武装親衛隊という例外はあるが
その辺は大日本帝国、アテネなど直系家族型に往々にしてある帝国としての限界というのもわかりやすい
米国はマニュアルや道標などが馬鹿でも分かる仕組みという合理性は移民の国ならではの特色かもな ドイツ人とスラブ人は東方植民以来の不倶戴天の敵同士だったんだから
家族制度とか関係なく軋轢は避けられなかったと思うが 第三帝国はヴェーアマハト(軍)が信用されていない(総統暗殺未遂多数)から複数の組織が敵対し合う仕組み
社会主義共産圏みたいに軍が党に完全に監視下におかれて隷属しているに近いかもな
華北戦記なんか読んでいたら八路軍もエリートは若い雄弁なオーガナイザーたちで
彼らが民衆を扇動して勢力を増やすはとても合理的な仕組みだな
日本軍みたいに駐屯する村以外は略奪しまくるんじゃ孤立して治安コストが上がる一方
まぁ旧軍の点と線で要塞に篭る取り組みもアフガンのソ連軍のやり方と似ているな
ソ連は女性の地位の向上と識字率の向上に寄与したがサウジやパキスタンとその背後のアメリカに
扇動されたジハードに屈するわけだけど
同じ家族型でも国民党軍と八路軍の明暗を分けたのは面白いな、日本軍は終戦後も国民党軍と共闘したりもしたわけだが
家族型の区別を考えるなら近代以前の方が分かりやすいのかね、小貴族が多い直系型(南仏、日本、ドイツ、ベネチア)
アメリカ軍の合理主義とローマ帝国・・・ そもそもプロイセン人なんてものはドイツ化したスラブ人なんでないの
スラブ人といっても東欧には色々いるし、現在ドイツで同化の成功例として挙げられる
ユーゴスラヴィア系もいるし
日本は台湾は積極的に同化しているから直系の帝国もやりようはあったのかもしれない >>302
>米国はマニュアルや道標などが馬鹿でも分かる仕組みという合理性は移民の国ならではの特色かもな
だとすると、南米もそういうのは多いのだろうか? 丸山眞男は宗教と世俗の一致や工業化の遅れをファシストの原因としてるのに対し、
トッドは更に農業や家族にまで遡っているから恐ろしい
彼以上に遡るとしたら、次は農業に必要な資源にまでいくのだろうか?
https://www.youtube.com/watch?v=XqvJMzFXy2c >>3
>>4
Wikipediaに書き込みたいが、あれはどこまで書いて良いのだろうな? トクヴィルが見たアメリカは過去のものとなり、トッドの予想したアメリカへ
http://www.u-keiai.ac.jp/iss/ke_ronbun/2008/upload/20140206-145922-6279.pdf
結社、宗教、政治参加
ヨーロッパと違い資産のない人ばかりいて、働いてるのではなくなった
宗教も個人主義を抑えらなかった
自発的結社の一員として地域から政治参加することがなくなり、1%の少数の専門家が提唱し管理する政治へ
アメリカのコミュニティ
かつて工業を支えたデトロイトは寂れて、低学歴や福祉依存の人しか残ってない
小さな政府を推進した結果、私設管理団体が公共財を牛耳っており、地域によってサービスが違う
そんな都市の煩わしさを離れたゲーテッド・コミュニティに逃げ込む人々
ロサンゼルス近郊にあるコト・デ・カザはその一例で、高学歴ばかりで平均年齢35歳
人種や階級でなく経済的結び付きによって安心を得ており、外部に無関心
Coto de Caza 参考価格
http://www.ocexecutives.com/coto-de-caza-real-estate.php エマニュエル・トッドの主たるテーマの一つはそれぞれの家族制度による移民の同化にあると思う
本邦でもトッドは人気だが(本国フランスを除いて一番売れているのは日本なんじゃないだろうか)
来るべき将来において移民を如何に穏便に同化する処方箋としてトッドに関心を寄せる読者も少なからずいるようにも思う
だとすると、国民統合の象徴としての皇室(天皇)制度と移民の関係を考えるのも面白いのではないか
かつて大日本帝国は戦後の日本よりも他民族を同化することに熱心で普遍主義に熱心だったと、ある意味では言えるだろう
後醍醐天皇は網野史観ではないが非人など周縁の人々を糾合し倒幕を成し遂げた
移民に支持され拠り所になるような天皇制の再解釈とはなんだろうか 大英帝国全盛期には植民地下の原住民たちの
エリザベスへの忠誠が円滑な帝国運営にいささか寄与したらしいが
帝国主義時代ならともかく現代のロンドンでクルアーンを唱え道端で礼拝を
しているようなムスリムがエリザベス2世(英国国教会首長)をわずかでも
敬愛しているとは考えにくい
日本においてもある意味一個人、一家族にすぎない天皇、皇室に対して
共同体家族のイスラム教徒と核家族のキリスト教徒たちがそこまで敬意を持つとは思えない 万世一系の物語に彼らを組み込むのは、
旧約聖書を新約聖書並みに進歩させて受け入れないと不可能
神社すら日本が負けたらあっという間に壊されたのだから、本音の部分では従いたくなかった
家族構造と採用方法の類似点を挙げてた人が過去スレいたが、そう思う人は他にもいるようだ
真実だとすると、この国の閉塞感を変えるのは難しい
しかもこの前のように敗戦することも出来ないから、自分たちで変えていかないといけない
http://blogos.com/article/189804/ カタルーニャが大変なことになってるな
警察で投票阻止の実力行使とか
将来の沖縄だな 権威主義家族らしく独立してしまった
何でフランス政府はこの人を重用しないのだろう このままスペインが実力行使で弾圧し続けたらバスクの二の舞だろうなぁ
爆弾テロが相次ぐようになるのかねぇ
トッドが言ってたように、欧州連合という存在が、各国の民族意識を奮い立たせたようなところがあるからな
まぁ欧州は自然国境ある日本と違ってしょっちゅう地図が変化しまくるんだから
通常運転なのかねぇ >>314
沖縄のケースは地域云々よりも左翼の特性だな。
追い込まれて沖縄で局地戦をやっている。
まるで彼らが日頃から批判してる旧日本軍の如く。 散々捨て石にされて、土地は接収されるわ、観光業に移り変わりたいのに基地だらけ
沖縄県民斯ク戦ヘリ 県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ
って、全く果たしてないではないか 潮目は変わったと…あとはどんな風に変わるかだが。
イギリスのEU離脱がトッドの言う穏やかな保護主義なら
東アジアの場合はなかなか荒れそうな感じだね
もっともウチんとこの首相はさらなる自由化進めようとしてるけど 安倍は何から何までこの国を売り払って、日本って看板だけ残しておくつもりだろうな。
まァ心配すんな。
安倍は勝手に失政で消える。
そして、暫くは大きな力を持つ政党の存在しない混乱期が訪れる。
そんな中、現れるんだろう。
日本にも漸く、世界史的なポピュリストが。
内政では再分配を主張し、外交ではタカ派を使い分ける政治家がね。 >>324
憲法が改正されない限りはずっと安倍だろうな。 >>325
そんなに安倍は長続きしないよ。
思いもしない経済政策の破綻によって、ずっこけるさ。
そして憲法は改正されないし、出来ないだろう。
憲法の改正なんてしようと思ったら、後十年十五年は掛かる。
安倍政権がどんなに長続きしても無理だ。
そうではなく、恐らく憲法の無効化の方向に向かっていくのではないかと思うよ。
2020年以後の致命的な経済の低迷から来る混乱によって、恐らく民主主義では秩序の維持が間に合わなくなるだろう。
それと同時に尖閣等外交面でも問題を抱えるだろうしね。
そして、日本人は民主主義が金科玉条でも何でもなく、自分達が作った物ではない事に気づくんだ。
そうやって日本人は自ら民主主義を捨てるんだ。
決して自分達を守ってくれるものでは無かったとね。 経済政策の破綻とかナイナイ
安倍はアベノミクスをやってないという問題はあるけど、
かといって即死するようなことやってるわけでもなく、結局ずっと何十年もやってきたことに回帰する危険があるというだけ
金利上げたら景気が良くなるとか言ってるキチガイがまた政権とって、
金融て引き締めの上に緊縮やったら破綻してもおかしくないけどな 自分も予言者になったと勘違いしてるやつが出没してるな。 家族システムの起源読んでるけど
ヨーロッパや日本といったユーラシア大陸の周辺域に"遅れた"核家族が残っていて
でもそのおかげで近代以降の発展に有利だった
というところまでは朧気にわかった
でも何で核家族が近代以降の発展に有利だったのか、説明が複雑過ぎて理解できない
誰かサクッと要点を教えて! まず核家族そのものについてはトッドは
最も原始的な家族形態と仮定していて、東南アジア、インド、北米アメリカにも
世界中に普遍的に存在する。
ユーラシア大陸最西端部の核家族形態は絶対核家族、平等核家族の2タイプで
これは子供が将来的に完全に両親の世帯から独立して新しいユニットを形成する
点で他の核家族形態とは一転を画する。
この純粋な核家族は「自由」の価値感を発生やすいと同時に世代間が完全に
分離してしまう脆弱な家族形態であるため、常に「国家」というより上位の共同体を
構築しようとする傾向が強く、これらが近代の特徴である自由主義、国民国家等
を発生させた。
とかなり要約するとこうなると思われる。
日本に関しては直系家族なのでまた違ったプロセスであると考えられるが >>330
ありがとうございます!
そうでした、日本とかドイツは直系家族でしたね…… なんで日本の左翼勢力は社会民主化しなかったんだろ?
直系家族地域の左翼勢力は社会民主化してるのに。 >>332
戦後の大企業の体質が社会民主的だったからじゃね?
戦後〜80年代頃までの大企業は極めて社会民主的でありつつ資本主義で成り立ってた
今は両方の悪いところを併せ持ってるけど 社会民主って再分配ってことでしょう
日本の格差っていうのは階級社会にあるんじゃなくて
中央と地方だから、自民党は地方に再分配したし地方の農民はそれを支持した
自民党は多分に社会民主的だったんじゃないかな
今は真逆にシフトしたけど んじゃダメだな。
というかそこん所を上手く突けずに、維新とかと同じの凡百のグローバリズムを唱えるだけの新自由主義政党になっちまったのが敗因だな。
だから、マスゴミも見捨てた。
小池も出ずに維新の二番煎じなど、今更誰が入れるんだ。 立憲民主党は一応中小零細保護を掲げてるけど
課税の累進制を再構築するのもセットだと思うんだけどな…
その辺は選挙協力の共産党に言わせておくつもりなんだろうか >>337
HPで「所得税・相続税、金融課税をはじめ、再分配機能の強化」って主張してるやん 北朝鮮や中国の海洋進出って皮肉な事に税金から逃げ回る大企業に対して
一番効果ある脅しなのかもしれん
>338
所得税相続税あたりは中小零細の負担とも被るからなあ
再分配強化なら大企業に対して負担増やすのが一番しっくり来るんだけどな >>337ー339
なんでそれを民主党政権のときにできなかったんだろうね? >>340
マジレスすると、鳩山政権の時は「埋蔵金発掘」の方がまず先にあって、それが見つからないと判明するまでにっちもさっちも行かなかった
彼が長期政権を築いていたら弱者保護政策の方にシフトしただろうけど
あるいは菅政権の目玉が税と社会保障の一体改革だったので、彼が長期政権を築けていれば課税の累進制は再構築できただろう
短命だったのと震災があったのとでやはり出来なかったが
野田になった時点で弱者保護政策は終わりを告げた >>341
藤井や野田を財務相に据えてる時点で鳩山も菅もそんなこと考えてないだろ。 >>342
いわゆる財務省路線(藤井が典型的)には以下の2つの側面がある
・所得再配分機能を強化することで弱者を救済したい
・財政再建したい(これは弱者にとっては不利な政策)
弱者を救済したいのであれば、後者を控えめにしつつ(もちろん全く無視はできない)前者を加速することが重要
逆に大企業や大株主を優遇したいのであれば、前者を控えめにしつつ後者を加速すれば良い
財務省路線=全てが悪ではない
鳩山政権は当初「埋蔵金を発掘すれば後者を控えつつ前者を行える」と考えていたが埋蔵金が発掘できず頓挫
菅政権は前者の筋道を付けた(だから経団連からの評判が最悪)
野田政権は前者を控えめに抑えつつ後者を推進した(だから経団連からの評判が非常に良い)
安倍政権は両方にブレーキを掛けている(だから経団連との距離は付かず離れず) 儒教は直系家族的ってトッドいってたよな
同じ時代に成立した墨家とかどうなんだろうな
平等を重んじて差別を嫌う普遍寄りってあたりで共同体家族的なのかな
それとも束縛を嫌う平等核家族的なのかな
天志明鬼あたりの権威を設定してる点では前者寄りなのかのぉ
宗教を家族型にあてはめて色分けするのは面白い 墨家はなんかゲバラあたりのゲリラ指導者ぽいイメージがあるから平等主義核家族!(断言)
平等主義で思い出したけど山尾しおりの選挙が拮抗してるね…
これは不倫(報道)に対する態度が男女で差が少ないって事になるのかな?
選挙区の父系のレベルや核家族の度合い見るのには面白そう 東南アジアとかインドだと父系制が伝播して行く過程、その前線で否定的な分離反動が起こって
母系制が出てくるケースがあるらしいけど
先進国での女性の地位の向上て、もしかしたら世間的なイメージとは真逆に
社会で父系制の拡大が進んで刺戟を受けた結果なのかも…とふと思った ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています