まず核家族そのものについてはトッドは
最も原始的な家族形態と仮定していて、東南アジア、インド、北米アメリカにも
世界中に普遍的に存在する。

ユーラシア大陸最西端部の核家族形態は絶対核家族、平等核家族の2タイプで
これは子供が将来的に完全に両親の世帯から独立して新しいユニットを形成する
点で他の核家族形態とは一転を画する。

この純粋な核家族は「自由」の価値感を発生やすいと同時に世代間が完全に
分離してしまう脆弱な家族形態であるため、常に「国家」というより上位の共同体を
構築しようとする傾向が強く、これらが近代の特徴である自由主義、国民国家等
を発生させた。
とかなり要約するとこうなると思われる。

日本に関しては直系家族なのでまた違ったプロセスであると考えられるが