イスマーイール1世
16世紀初頭にイランで成立したイスラム教シーア派の国家サファヴィー朝の建国者。
超マイナーどころか、世界史上メジャーな人物だが、後世に与えた影響を鑑みると、不当に低い知名度に置かれている。

1487年、アルダビールで神秘主義教団の教主の子として生まれた。
西欧人が少年時のイスマーイール1世と謁見した時、「邪悪なほどに美しい」と言ったと言われ、幼少の頃から智勇に優れていた。
14歳で即位!して、37歳の若さで死去。

歴史家アーノルド・トインビーは大著「歴史の研究」で、シャー・イスマイールのことを、「レーニンに匹敵する歴史的破壊力を持った人物」と述べている。

死に体だったシーア派を再興し、イスラム世界を事実上2つに割た当事者。