>>147
                      引き続き
その数詞の2がトルコ語ではiki(イキ)であり、そのトルコ語のイキが壱岐(イキ)の発音と重なるのは、偶然にしてはぴったりとし過ぎる。
3世紀の壱岐は古代中国語の中古音では一支(イシェ)であって、イキの発音とは異なるのだ。
そして、その後の7世紀には壱岐(イキ)の島名が登場しているのであるから、この3世紀から7世紀の間にイキと呼ばれる島名が生まれ、そのイキの名に中国史書に表れる一支の字と符牒する壱岐の字が当てられたとみなすことが可能なのだ。
つまり、3世紀から7世紀の間に出現したイキの島名は、トルコ語の数詞2(iki)であると推定することが可能だということである。
壱岐から少し北に位置する(おっぱい)形をした沖ノ島そのものであるご神体が御身(ミミ)と呼ばれ、トルコ語で(おっぱい)がメメと発音されることと符牒するのと同じで、
対馬から2番目の島であり、唐津から2番目の拠点の呼び名である壱岐(イキ)と、トルコ語の数詞2(iki)とは、絶妙に重なっていると言える。
海の交易路の重要拠点である壱岐島は、トルコ語を話す秦氏からすると、対馬に次ぐ重要な2番目の島だということであったのではないか。
語彙は、交易路を自在に行きかっているということなのだ。