ローマ帝国滅亡から暗黒の中世へ4
レス数が1000を超えています。これ以上書き込みはできません。
ローマ帝国滅亡から暗黒の中世へ
文明が終わるということ
識字率そこそこ → 神父以外文盲
上下水道完備 → 糞尿垂れ流し
食器と食事道具 → テーブルのくぼみに盛り付けて鷲掴み
街道は安全 → 野盗・山賊だらけ
貨幣経済 → 物々交換
地中海貿易 → サラセン海賊跋扈
巨大建造物 → アーチすら作れなくなった
各地の特産物からなる豊かな食生活 → 雑穀雑穀雑穀、ちょっと小麦
地中海の覇者 → フン族、アヴァール、マジャール、ヴァイキング、イスラム、モンゴル、オスマンにボコボコ
人類史上最も幸福な時代 → 重税、蛮族の侵入、疫病、餓死、王侯貴族による圧政、教会による支配
前スレ
http://lavender.5ch.net/test/read.cgi/whis/1535021861/ >>951
金融資本家が出てくるということはやはり明治維新は市民革命の側面があるということか >>952
実のところ、明治維新のキーマンに金融資本に近接した筋の人が多すぎるような気がするんだ。
有名なところだと、坂本龍馬と勝海舟。
二人とも、「本家」が金融資本家として勃興して、その資本力を背景に武家社会に進出した家だよね。
しかも、勝海舟のパトロンだったのが柔道の創始者で有名な加納治五郎の実家の酒造家加納家。
酒造家は当時の代表的な金融資本家で、加納一族は近代になっても加納財閥を起こして、
現代でも代表的な酒造メーカーになっている。
さらに福沢諭吉は中津藩の蔵屋敷の役人の家で、いわば中津藩の中央銀行職員の家柄。
今でも日銀は大分との強い結びつきを誇っていて、日銀大分支店はこんなサイトを作成しているほど。
https://www3.boj.or.jp/oita/shiten_annai/oitanotunagari.html
明治の元老と言えば、政の伊藤博文に軍の山縣有朋が双璧だが、この二人、一般には武家奉公人の中間の出、
ということにされている。ところがどっこい、普通の武家奉公人なんかじゃない。
長州藩の「蔵元付中間」、つまりこの二人も長州藩の蔵屋敷の仕事をしていたわけ。
いわば、長州藩の中央銀行の下級職員、という出自。
実際、伊藤博文は志士グループの活動や長州ファイブの留学に際して、資金調達の方面で異能を発揮している。
どう考えても、維新のプロセスの要所要所で、幕末日本の金融資本家に近しい人材が大活躍しているんだよね。 >>944
「あゝ野麦峠」が書かれた明治末期は軍人や女工はある程度裕福な家の子女の就職先で
農家なんぞとは比べ物にならないぐらい豊かだったけどね
そもそも軍隊の場合は昭和10年の徴兵検査ですら9割方が発育不良で丙種としてはねられてる有様で
圧倒的大多数の貧農には関係のない世界だった >>953
なんだよこれ。
山本井上一万田三重野って、こりゃ「日銀大失政総裁オールスターズ」じゃないかww
見事に全員、過剰な緊縮策で国民経済をぶっ潰した総裁ばっかり。
日銀総裁の大分出身フラグは、国民を苦しみに叩き込む鬼門なんじゃないのか?
ていうかおそらく、日銀という組織の企業目的に特に忠実なんだろうね。
自分が発行した債権である日銀券の価値の維持だけにひたすら腐心する。
国民経済は正直どうでもいいw >>952
金融資本が前面に出てくるうちはまだ近世重商主義権力でしかない。
ブルジョア革命というのは産業資本が多額の税を負担している社会でその使い道をめぐって起こるもので、
王侯貴族に金を貸して成り立っているような金融資本家はお呼びじゃない。
日本で言えば自由民権運動がブルジョア革命に近い。
ただ近代産業はまだ未熟だったからインテリ(不平士族)とジェントリ(寄生地主)が主役になった。 >>955
九州の某県で、県の養蚕指導の技師だった方から聞き取りをしたことがあるんだけど、
実は昔の糸繰の女工さんって、すごく栄養状態が良かったんだって。
というのは、繭から糸をとっていて最後に出てくるゆだった蚕の蛹をおやつとして食べちゃう暗黙の特権が
あったんだそうな。
それで、糸繰の女工さんはすごくタンパク質の摂取量が多かったんだって。 戦前の徴兵検査では、漁村出身者に甲種合格が多かった。
海の労働で鍛えられ、
なにより小魚でタンパク質を豊富に摂取できるから >>960
じゃぁ、今までの話の展開と関連付けながら、スレタイに直接関連した「お題」を提示してみよう。
「ローマ帝国末期のスペイン金鉱山の枯渇による金貨不足に古代末の地中海世界はいかに対応したのだろうか」 貨幣改鋳じゃね。
ローマ帝国末期には金貨→金メッキした銀貨、銀貨→銀メッキした銅貨に成り下がってたって言ってたのはマルク・ブロックだったかな? >>962
この政権側の「改鋳」という対策に、決済市場がどう反応して、実体経済がどう変化していったのか詳しい人はいるかな。 >>963
教科書的に考えると、貴金属の退蔵→貨幣経済から実物経済への後退→市場経済から命令経済へ(コロナートゥス制)ってところかなあ・・・
ジョン・ヒックスもそんなことを書いてたような 北朝鮮って国内がかなりヤバい状態でよその国なら反乱が頻発しても不思議じゃないのに
そういうのはまったく起きてないから、統治については実はかなり巧妙なのかもな
>>422
中世の農奴よりは100倍マシだろ >>965
大テロルやゴロドモール時代のソ連でも反乱とか起きてないし、全体主義ってそういうもんだろう。
ん? なぜか既視感が・・・ 古代ローマの奴隷と中世ヨーロッパの農奴だと
どっちの方がハードモードだったの? ローマの奴隷いうたかて鉱山奴隷と家内奴隷では天地の差あるがな >>967
身分移動の可能性の大小でいうなら、ロシアの農奴は底辺中の底辺ではある 鉱山送りされるのはだいたいが極悪な犯罪奴隷だしな
過酷なのが当たり前というか 剣闘士も奴隷身分だが、勝った時の喝采が忘れられず、
解放されても戻る者もいた >>972
それどころか剣闘士やる皇帝までおったからな
剣闘士として喝采浴びるのはよっぽど気持ちええんやろな ところで、本当に西欧中世って普遍的に農奴制が施行されていたのか?
というのも、90年代以降に出版された著者のしっかりした歴史関係書籍、
例えば中央公論社の「世界の歴史」シリーズ90年代版でも
岩波講座の「世界歴史」シリーズでも、農奴制に関してはほとんど触れられていない上に、
読みようによっては農業従事者の一部しか農奴でなかったように受け取れる記述ですらあるんだが。 農奴制の浸透度は地域差が大きい、という分布図は、堀越宏一の著作などによく登場しているね >剣闘士やる皇帝
コモドゥスか
皇帝としてはボンクラでも
剣闘士としてはなかなかのものだったようだ 前近代の社会では、奴隷以外はほぼ必ずと言っていいほど、自治的な結集を伴った社会集団を
背景に動いている。皇帝の臣下の官僚であっても、自分の所属する社会集団を背景に
皇帝に圧力をかけてくるし、皇帝自身ですら自らを皇帝に押し上げた「与党」の社会集団の
縛りからは自由になりにくい。
ところが、奴隷だけはそういう自治的な社会集団から切り離されて奴隷の主人ただ一人に
属している。彼の生命維持、権利の養護は純粋に彼の主人に帰属する権能である。
だから、君主の奴隷はしばしば君主が何者からも掣肘されずに軍事や政治を実行するための
よりどころとなる。
ところが、君主がそういう便利さに頼って、政治や軍事の手足となる「奴隷団」を
肥大させすぎると、この「奴隷団」が自律的な自治共同体として結集を始めてしまう。
「奴隷団」は新たな自治的な圧力団体として君主に圧力をかけ、しばしば君主を
「奴隷団」の傀儡としてしまう。
イスラーム世界のマムルーク、イエニチェリ、中華世界の宦官にその典型を見ることができる。 >>974
中世欧州で普遍的に農奴が生産主体だったなんて学説あるか?
中世農業革命の主人公は小規模な自作農とそれが構成する農村共同体で、彼らは自由身分だったわけだが >>979
1970年代まで猛威を振るっていた階級闘争史観、発展段階史観では、
西欧中世を「農奴制封建社会」と定義していた。
歴史学がその呪縛から解放された後、それじゃぁ農奴って生産労働人口の
どれぐらいを占めていて、社会的にはどういうポジションだったんだ、
という所に焦点を絞った論説をあんまり見かけない気がするんだわ。
だもんだから、例えばWikipedia日本語版の「農奴制」の記事なんかでも、
あたかも農業人口の主体が農奴であったかのように言われていた時代の
著作をベースに書かれている。 コンモドゥスの戦闘力尋常じゃないんだろうな
近衛兵では太刀打ちできず本物の剣闘士が毒で弱ってるところでやっと殺すとか
軍人や剣闘士なら天才として持ち上げられたものを >>981
彼は軍の司令官として才能を発揮できなかったコンプレックスがあるからこそ、
ああいう「マッチョ」に走ったんじゃないのか? 中世ヨーロッパが農奴制だというのは階級闘争史観の陰謀ってのはいくら何でも無知すぎやろ
「ドゥームズデイブック」見ると1086年のイングランド人口の9割が農民なんだが
そのうち自由農民は12%に過ぎず後はヴィランやコッターと言われる農奴がそれぞれ35%と30%と奴隷が9%
これはイングランドに限らずどこもそうで中世ヨーロッパが農奴制社会だったのはゆるぎない事実 ローマ皇帝の個人戦闘能力は技巧のコンモドゥスと
フィジカルモンスターなマクシミヌスのツートップかな >>983
イングランドを欧州の代表的に捉えるのはちょっとなぁ…。 モンタイユーでは城代の家族以外、司祭も含めて全住民が農家だった 山川世界史リブレット『中世ヨーロッパの農村世界』p59に農奴の分布図があり、
農奴50%以上はイングランド、ロワール川流域からドイツ南部、ラングドック地方
20-35%は今のベルギー、南仏、プロバンスからリヨン方面、トスカーナ、南伊、シチリア、サルディーニャ
10%以下はノルマンディー、北伊ポー川流域、今のオランダ、北ドイツ、スペインのエブロ川上流あたり >>988
おもしろそう!
近いうちに読んでみるわ。 農奴の多い地方の共通点はなんだろうね。イングランドとドイツ南部って気候的にそんなに似てたっけ? >>990
イングランドとラングドックなら、ともに域外の勢力による軍事占領を受けているって事かな。
イングランドはノルマンコンクェスト以降、外部から来た王権の統治を受け続けているし、
ラングドックはアルビジョア十字軍を被っている。 そもそも、「農奴」って訳語はどれぐらい原語のニュアンスを正確に伝えているんだろうか。 >>988
E・トッドの家族制度?と思ったが、因果関係が逆のような気も。
農奴制が強いから、(守るべき財産がないので)パリ盆地式の均分相続(またはイングランドの遺言相続)になり、
農奴制が弱い地域は、自作農が財産細分化阻止のため直系家族(長男単独相続)になったということかな? 其の図の出典は『ヨーロッパ中世社会と農民』ロベール・フォシェ邦訳1987年とのこと
現在絶版なのが残念 >>991
ノルマンコンクエストとかフリース人傭兵
合わせても7000人ぐらいの規模だぞ
そもそも「ドゥームズデイブック」の第一回目の統計の時点で移動の自由がない隷農や奴隷が9割の世界 このスレッドは1000を超えました。
新しいスレッドを立ててください。
life time: 80日 22時間 1分 28秒 5ちゃんねるの運営はプレミアム会員の皆さまに支えられています。
運営にご協力お願いいたします。
───────────────────
《プレミアム会員の主な特典》
★ 5ちゃんねる専用ブラウザからの広告除去
★ 5ちゃんねるの過去ログを取得
★ 書き込み規制の緩和
───────────────────
会員登録には個人情報は一切必要ありません。
月300円から匿名でご購入いただけます。
▼ プレミアム会員登録はこちら ▼
https://premium.5ch.net/
▼ 浪人ログインはこちら ▼
https://login.5ch.net/login.php レス数が1000を超えています。これ以上書き込みはできません。