石工の道具なんて近代までほとんど変化してないのでは?
むしろ写実性よりも身分秩序や聖性などの表現に重きを置くようになった結果ではないかねえ。

古典古代から前期ローマにおける君主像なら、くたびれたオッサンならくたびれたオッサンとしてリアルに表現することに価値があったが、
後期帝政のようなオリエント式の専制的劇場国家では、表現の約束事に従って支配者は支配者らしく聖者は聖者らしく、ひと目で分かるようにすることのほうが重要になった。