権力が君主から重臣に徐々に移って、特に有能な初代から未熟な2代目に代替わりした際に重臣が実権を掌握し君主は実権のない傀儡になったり、完全に簒奪され王朝交代という事例をよく見ますが、

1.どうすれば権力が重臣に移るのを防げるのか?
2.どうすれば2代目に権力を完全移行できるのか?
3.どうすれば傀儡としてでも存続し王朝交代を防げるのか?

が疑問です。私見では
「どうすれば権力が重臣に移るのを防げるのか?」につき、
君主が重要な意思決定を自ら行い、それが忠実に履行されたか確認する案。
しかし意思決定の判断材料となる情報収集や意思決定が忠実に履行されたかの確認も全てを自身ではできず、部下が虚偽の報告をする懸念がある。
監察官を置いて部下の報告の真偽を確認させる案。しかし監察官も買収される懸念が。
少数の部下への権限の集中を避け、なるべく分散させる案。
部下同士の権限争い、派閥抗争が起き各派が自派に有利な情報だけ報告進言する懸念。
宦官のように係累の少ない者を重用する案。宦官と非宦官の派閥抗争の懸念。

「どうすれば権力を完全移行できるのか?」につき、
2代目に業務を手伝わせ承継の準備をする案。自分と2代目の意見対立、お互いの側近団の派閥抗争の懸念。王太子を家臣と同列の役職に就けたら王家の権威を損ねる懸念。王太子のだけの特別な役職を作ればいいか。

ああ、書いてて無理だと思えてきた。でも中国の長期王朝や江戸時代の徳川家みたいに完全に傀儡になるわけでもなくそれなりに権力を保持したまま何代も存続できたのはなぜでしょう?