ザーザー・・・


男「うひー、雨降ってきやがった。早く帰らねぇと・・・」


ヤァーン・・・ヤァーン・・・


男「ん?何か声が・・・あそこか?」

男「少し寄ってみるか」タッタッタッ



のんたぬ「やぁーん・・・・・・やぁーん・・・・・・」

男「あれは・・・のんたぬじゃないか」

のんたぬ「やぁーん・・・ざむいやぁーん・・・」ブルブル

のんたぬ「おなかすいたやぁん・・・さびしいやぁーん・・・」

男「よぉ、捨てられたのか?お前」

のんたぬ「やっ・・・?」

のんたぬ「に、にんげんしゃんっ!のんちゃあをたすけてやんっ!おねがいやんっ!」

男「はぁっ?なんだよいきなり・・・」

のんたぬ「のんちゃあ、えいちにすてられたんやぁん・・・」

のんたぬ「のんちゃあがわるいこやったから、ほかされたんやぁぁん・・・」グスッ

男「自業自得だな」

のんたぬ「でもなっ、のんちゃあ、いっぱいはんせーしたやんっ!」

のんたぬ「だからもっかいえいちにあって、ごめんなさいしたいやん・・・」

のんたぬ「だから・・・のんちゃあをたすけてやぁん・・・」ウルウル

男「・・・・・・」



男「(ちょうどいい。帰ってもどうせ暇だったし・・・)」

男「(暇つぶしに少し遊んでやるか)」

男「んで?俺にどうしろってんだ?」

のんたぬ「やん!えいちにあえるまで、のんちゃあをおせわしてほしいやん!」

男「(遠慮なさすぎだろこの狸め・・・)」

男「・・・いいぜ。俺の家に連れてってやる」

のんたぬ「やーん!やったやーん!」